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2006年11月20日 (月)

専業主婦

 従来は専業主婦が産み出す付加価値というのは家事労働しか評価されていませんでした。家庭内部までしか影響は及ばないとされていたわけです。

 しかし現在のように、核家族化が進み、働く女性が増え、高齢化が進んだ社会では、専業主婦の社会的な役割というのはむしろ高く評価されるようになるべきではないかと私は考えます。

(1)治安の維持
 働く人が増えると、昼間は住宅地の無人化が進みます。泥棒というのは、入ろうと思えばどのような家でも侵入してしまうものらしいのですが、人に見つかるのがとにかく嫌なものらしいです。監視カメラはあまり恐くないそうです。警備員が来るまでに盗みをすませばいいからです。
 そうなってくると、昼間家にいる主婦の存在は貴重です。主婦が一人いることによって、周囲の犯罪をかなり防いでいると考えられます。

(2)老人の保護
 昼間家族がいない家で老人が倒れたら、頼りになるのは近所の主婦しかいません。回覧板やお昼のおかずを届けに行った近所の人が倒れている老人を発見したという話は良く聞きます。警察や民生委員が毎日全ての家を廻ることはできませんので、主婦の役割は重要です。

(3)子供の監視
 主婦が子供を見ていることによって、犯罪者から子供を守ることができます。
 家に遊びに来る子供の友達を見ているうちに、いぢめや児童虐待に気がつくこともあるかもしれません。
 また保育園や学校の送り迎えを主婦が担当することも多いです。

(4)地域経済の振興
 車が普及したとは言っても、やはり主婦は近所のお店で買い物をする割合が高いはずです。働いているお母さんは勤め先で買い物を済ませてしまうこともありますからね。主婦の存在は地域の商店にとって大事です。

 とまあ専業主婦はレッドガーディアンみたいなNPOよりもずっと重要な役割を人知れず果たしています。社会はこれに対して報酬を支払うべきだと思うのです。

 現在の社会では、悲しいかななんでも法律で定義しないと権利が守れなくなっていますので「主婦法」みたいなものを作って、専業主婦が果たしている社会的な役割を正当に評価するべきだと私は考えます。そして確定申告でそれを申告させて税の軽減につなげればいいと思います。

 現在の税制でも、主婦は優遇されているのですが「主婦」として全員ひとくくりになっています。個人の人格や努力を認めていないのですね。そうではなく、

□近所の老人に声をかけている
□近所の子供の送り迎えをしている
□週に3回以上近所の商店で買い物をする

などをチェックしてもらって、果たしている役割に応じて、税を返すべきだと思います。

 社会から正当に評価されていないのではないか、という心配が専業主婦のセルフイメージを低くさせていると私は考えています。そろそろ主婦が果たしている社会的な役割を正当に評価するべき時が来たのではないでしょうか。

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