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2006年12月10日 (日)

医療ミス保険

陰暦 十月廿日 【最上稲荷火焚祭】【大宮氷川神社大湯祭】
 鬱の名残じゃないかと思うのですが、秋になるとどうにも体を動かすのが億劫になり、そのくせ酒量は増えるので、どうしても太ってしまいます。先週あたりから元気が出てきましたので、なるべく歩くように勉めています。ちょっと遠目のビデオ屋さんにも運動がてら会社帰りに歩きで通っています。

 今日は、高幡不動へ参詣してきました。入ったら丁度護摩法要が始まる所でしたので参加してきました。高幡不動では、特別にお金を払わなくても、日に数回開かれている法要に参加することができます。お坊さんが四人くらいで、お経を唱え、護摩を焚いてお祈りをしてくれます。御本尊のお不動さんの目の前でお祈りもさせてもらえます。

 いろいろなことが一段落して、次のステップへの入り口に立っているように思えたので、丁度良い機会でした。手を合わせて心を見つめ直しました。高幡不動ではどうやら子供の加護を願うお祈りに力を入れているようで、新生児と七五三は、特に住職さんが筆のお化けみたいなのを振るってお祓いをしていました。二年前に参加した法要でも、新生児には同じように筆を振っていました。おそらく新生児の額に字を書くおまじないの大げさヴァージョンとでも言うべき儀式なんだろうと思います。

 医療制度についてちょっと考えています。幸いにして周りに重病人はいないので大病院の世話になったことはないのですが、医者になった親戚の話を聞くと、医局で働く医者は過労死するんじゃないかと言うぐらい働かされたり(彼女も一回過労で倒れています)、地方ではシャレにならないくらい医者が足りないという話も漏れ聞きますし、医局で働く医者はただ働き同然なのに、開業医になった途端にキャッシュで家を新築してしまったりと、どうも現在の医療の世界には不健全な匂いがします。

 医者の間でどのように給料を配分するかは、医師会や厚生省が勝手にやってくれればいいと思うのですが、国民の側として何ができるか考えてみました。問題は医療ミスを起こした時のリスクの持っていく場所ではないかという結論にたどり着きました。

 医者が高給を取っているのは、煎じ詰めれば医療に関わる全てのミスの責任を医者が負うシステムになっているからです。責任を負う代わりに金を取るからと言うわけです。ですから、介護保険と同じように「医療ミス保険」を作って、医療ミスの補償を国家でやるようにすれば、全体としては医療費の削減につながるように思うのです。

 そして、医療ミスが起きた場合は、原因究明を最優先にし、正直に話せば医者の刑事責任は負わないことにする。飛行機事故と同じにするのです。

 医療ミスの責任から解放する代わりに、医者の給料は大幅に下げる。医局の医者の給料は上げても良いかもしれません。給料が減れば開業医は困るでしょうが、サラリーマンだってこの十年さんざんリストラされたし、公務員も今苦しんでいるのですから、お医者さんにもそんぐらいは負担してもらいましょう。

 このようにして医療を改革した上で、国費を投入して、施設・看護士・療法士などを増強する。医者が血を出した後でならば、国民だって負担増を受け入れるでしょう。

 今医療に金を投入しても、上の方のお医者さんに金が流れるだけです。現場で、命に関わる病気と闘っているお医者さんや看護士や療法士にはその恩恵は行き渡りません。今まで国が医者の給料を上げる形でしか医療の増強をしてこなかったのは、おそらくその方が目前の金はかからないからなのでしょう。医療設備や人員の増強にはかなり金がかかりますから。しかしそのような小手先の手段ではどうにもならない所に日本の医療は来ているようです。

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