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2007年1月28日 (日)

奥多摩街道を行く

陰暦 十二月十日

 近頃旧街道を歩くのにこっていまして、昨日は天気も良かったので立川から拝島まで奥多摩街道を歩いて参りました。途中で古本屋や拝島大師に寄りながら三時間くらいでした。この感じだと、朝に出立すれば夕方までに立川から青梅までは歩けそうですね。となると江戸から青梅までは二日の行程ですか。

 昭島の古本屋では思いがけず十年来探し求めていた「俺は直角」の愛蔵版を発見することができました。私が一番好きなマンガです。男が主人公のマンガで好きなのはこれだけですね。最終話は何度読んでも泣けます。十五年前に流れたアニメも良くできていました。小山ゆう先生は今でも精力的に作品を発表されていますが、処女作の直角が最高傑作でしょう。

 それと芙蓉書房出版の「陸軍省軍務局史」上下も半額で入手できました。軍隊という物は戦争をしている期間よりも平時に訓練や装備の手入れをして戦いに備えている時間の方がずっと長いはずですが、軍隊の平時の姿を描いた歴史書はなかなかありません。かなかな勉強になりそうだと思いました。著者は終戦時陸軍主計だったそうですから私の祖父と同じです。

 福生や羽村のあたりを歩いて初めて知ることができましたが、多摩というのは盆地なんですね。関東平野の一部のようなイメージを抱いていましたが、違いました。東側は開けているけれど、残りの三方は山に囲まれています。昨日も、拝島跨線橋の上から富士山や秩父丹沢の山々が見渡すことができました。立川の富士見台あたりも広い眺望が開けていて、一見の価値ありです。

 拝島駅には面白い踏切がありました。拝島にはJR青梅線、八高線、五日市線、西武拝島線が集中しているちょっとしたターミナルです。立川側では、青梅線と八高線と西武線がそれぞれ三方に向かって広がっているため、ヤードが百米くらい広がっています。そこに歩行者用の細い踏切があります。

 この踏切、当然長いですので一気に渡れない。ですから、踏切の中に二つ踏切がある。最初の踏切が開いていても、渡る途中に(歩いて五分かかります)また警報が鳴り出すことがあるからです。そういう時に、踏切の中にある踏切が下りて、待たされる仕組みになっています。休めそうな場所は三カ所ほどありました。

南:青梅線上下|拝島線下り□拝島線上り|八高線:北

 かつて八高線が平面交差していた名残で、南側の沢山線路が走っていますが、実際に使われているのは二三本です。この使われていない旧八高線の線路と青梅線の線路を横切るのが大変。五十米くらいあります。

 実際、私も南側から渡ったのですが、青梅線を渡ったあと、半分くらい過ぎたところで警報が鳴り始めました。前を進んでいた子供(自転車に乗っていました)は、西武拝島線の上りと下りの間の休憩所に挟まれました。

 実ははこの休憩所には踏切がありません。そこで西武の運転手も危ないと思ったのでしょうね、なんと踏切の手前で電車を止めて、子供を通しました。私のところからは見えなかったのですが、渡るように合図したのでしょう。八高線の前にある踏切にいたおばさんが、遮断機を上げて、子供をくぐらせました。そのあと西武の電車が通っていきました。何とものどかな光景です。

 この後八高線が通り、遮断機が上がって駅の北側に渡ることができました。

 あとで検索してみた所、拝島の踏切は結構有名らしく、いろいろなルポがありました。皆様も読んでみてください。駅の看板によりますと、来年春には駅の橋上化が計画されているそうです。この踏切もあと一年です。駅の広大なヤードが拝島の町の分断し、福生と昭島の間の円滑な交通を妨げていますので必要だけれど、あの踏切が消えてしまうのはちょっぴり寂しい気もします。

 この後昭島の健康ランドに行ってから帰りました。


追記:拝島駅には昔五日市鉄道という鉄道が入っていたらしいです。だから南側のヤードがこんなに広いらしい。奥多摩街道のバスはやけに充実していて少々不思議だったけれど、ということはあれは五日市鉄道の名残なのか。

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コメント

おお、こんなところにいらっしゃるとは。
たまたま他のブログにコメントを書いておられたところを発見して、そこから飛んできました。
懐かしくてつい書き込んでしまいました。またゆっくり読んでコメントさせてもらいますネ。

これは、これはなんとも懐かしい方から

NMRくんお久しぶりです。
どうぞ、ごゆっくりしていって下さい。

昨日メールを送りましたが、届きましたでしょうか?
最近niftyのメールは調子が悪いので
届いていないかもしれません。

そのようならば、もう一度送信します。

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