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2007年3月25日 (日)

鹿島鉄道乗車紀

 これでも一応鉄道オタクなので、今月末で廃止になる鹿島鉄道を乗りに行ってきました。

 水戸から鹿島臨海鉄道(鹿島鉄道とは別の会社です、ややこしいですけど)で新鉾田駅に。そこから鹿島鉄道のポコ太・・・じゃなかった鉾田駅まで歩いて乗り換え。臨海は鹿島鉄道の東側を通っている、という知識があったので駅から真っ直ぐ西に行きました、途中古本屋を見つけて、そこでずっと探していた「キートン動物記」を発見。浦沢直樹先生の「MASTER KEATON」の外伝です。田舎の古本屋には何かしら掘り出し物があるので、見つけたら必ず入るようにしています。

 しかし、鉾田駅は、新鉾田駅の西南にあったらしく、余計な山を一つ越える羽目になりました。そのため予定の列車には乗ることができず。しかし、次に来た列車がキハ430系。保有車両の中で二番目に古い車両。希少価値は一番古いキハ600系よりも高かったと思います。乗り遅れて正解。

 床は板葺き。サスはガタガタ。クッションも緩くて、これが凸凹だらけのレールの上を走るので、乗客がぴょんぴょん跳びはねます。車両のことがよく分からない私でも、かなり古い車両だと言うことが分かります。

 乗客は六割ぐらいが名残を惜しむ鉄道オタクで占められていました。沿線でも多くのファンが勇姿をカメラに納めていました。

 ここら辺は常陸國でも最も古い歴史を持つ地域。鉾田、玉造といういかにも古代っぽい地名からもそれは窺えます。かつては湿原の上に伸びた舌状の台地で牧が営まれ、高品質な馬を育成して都に納めていました。牧は富と武力の源であり、台地と湿原と森林が入り組む複雑な地形は自然の城塞でした。平将門をはじめとする坂東武士の文化はこのような環境で育まれたのです。

 丘陵地を抜けると霞ヶ浦の北岸に出ます。霞ヶ浦をまともに見たのはこれが初めてです。蕭々と降る雨のせいで霞んでいましたが、これはこれで情緒がありました。一時間で石岡に到着。石岡にはかつて常陸國の国府が設置されていました。ホームには常陸國風土記に題を取ったセンスの良い壁絵が描かれています。

 廃止は残念ですが、設備の老朽化を考えると仕方がないでしょう。あのままだと間違いなく事故が発生すると思います(^^;ローカル線らしい情緒溢れる一時間の旅でした。鉾田や石岡のあたりはそのうちじっくり旅行したいですね。

 どうでもいい話ですが、鹿島鉄道が廃止されると、鉾田市から鉾田駅が消えて新鉾田駅だけになります。そのうち鉄道の豆知識としてその理由が本で語られるようになるのでしょう。

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