2023年10月
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31        
無料ブログはココログ

« ふしぎ星のふたご姫GYU!最終回(三) | トップページ | 月刊テレビ漫画番組 »

2007年6月18日 (月)

味楽るミミカ漫画版

陰暦 五月四日
【海外移住の日】
 九十九年前の明治四十一年(1908)のこの日、第一回ブラジル移民がサントス港に入港したのを記念して昭和四十一年に総理府が海外移住の日としたそうです。

 昨日はまことに腹に据えかねる出来事に遭いました。何が腹立たしいかって「YES!プリキュア5」がゴルフ中継のため流れてしまいました。なにが「ウッズが首位と一打差」じゃ。望やうららを映せやゴルァ。

 仕方がないので、本屋に「味楽るミミカ」の漫画板を探しに出掛けました。外では低緯度高圧帯のような乾いた太陽が燦々と照りつけて、遠赤外線で私の肌を焼きます。話は逸れますが、稀に見る空梅雨のお陰で七時過ぎまで明るく、日本でも夏至時には結構日が長いのだなと今更ながら再認識しています。

 熊沢書店にはなかったのであ○メ○トにて探索するが、この店の本の並べ方は普通の本屋と違うのでどこになにがあるのやらさっぱり分からない。漫画とボーイズラブの小説をごちゃ混ぜにして陳列するのは止めて欲しいものです。仕方がないので、いかにもバイト風なあんちゃんに尋ねると置いていないという、けれどもNHK関連の新刊が置いてある場所には案内してくれました。

 概してこういうチェーン店の店員というのはいい加減なので、入荷していないというその場凌ぎの返答を真に受けず目を皿のようにして探すと、あるじゃねーか、「味楽るミミカ」漫画版の第一巻。社員教育はきちんとしましょう、あに○イトさん。でも手に入ったのだから文句は言うまい。

 「味楽るミミカ」、この番組は教育テレビの長寿番組「一人でできるもん」の後継です。月曜から木曜にかけては料理を主題にしたアニメ、金曜日には女の子が登場して危なっかしい手つきで料理を作る番組に変わりました。このアニメはプリミティブな魅力に溢れていて、私のようなオタクを喜ばすだけではなく、本来のターゲットである小学生の認知度も85%という超オバケ番組になってしまいました。

 でてくる料理が奇抜であるのもさることながら、登場人物がとても子供らしくて魅力的です。最近は子供に大人を演じさせる作品が多いですからね。ミミカちゃんたちが作るヘンテコ料理を、小学生のナナちゃんが本物の包丁だったら指を二三本落としていそうなたどたどしい手つきで作って、最後に食べて顔をしかめるというのが一連の流れです。なお今年からは残念ながらナナちゃんの料理コーナーはなくなって、代わりに子供の料理の投稿映像となりました。どう考えてもお母さんが仕込んだに違いない映像がほほえましい。

 漫画の方はというと、絵はキャラクターデザインの春日あかね先生です。昔の小学〜年生に掲載されていた少女漫画の雰囲気を感じさせる懐かしいタイプの漫画です。しかも今時 「てんとう虫コミックススペシャル」とな!てんとう虫コミックス・・・懐かしい響きだ。藤子先生の漫画とあさりちゃんを集めました。「がんばれななこ」は 読みたかったけれど、小学生の時はまだ本屋で少女漫画を買う度胸はありませんでした。

 第一巻はミミカちゃんの初登校の話と王子真之介君と一緒にキャベツ料理を作る話と、豆腐アイスを作る話の三本立てです。主人公が姫野味美香で相手役の男の子が王子真之介というこの名前の分かりやすさ!たまりませんね。

 世間知らずのお嬢様であるミミカちゃんは世界的な料理人の一人娘なのに包丁を握ったこともありません。麻績村さんの和みボイスが浮世離れしたお嬢様にぴったりです。漫画を読んでいても自然に麻績村ボイスが聞こえてくる私は重症なのかも。ていうかどうしたってあれは「ミルモでポン」のリルムにしか聞こえない。

 そんなミミカにできた親友のリンリン。ぼやぼやの主役に鉄火肌のお友達、鉄則ですよ。私こういう娘さんにはすぐ落ちてしまいます。今ならプリキュアの夏木凛ちゃんとか。

 とまあ愉快な仲間たちが繰り広げる珍騒動に、子供が喜ぶ超高カロリー料理がミックスされて、週末にはお母さんが意地をかけて仕込んだ子供たちの料理映像まで見られる味楽るミミカ、「ふしぎ星のふたご姫」が抜けたアニメ界の穴を埋めるのはこの作品しかない!

« ふしぎ星のふたご姫GYU!最終回(三) | トップページ | 月刊テレビ漫画番組 »

アニメ・コミック」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 味楽るミミカ漫画版:

« ふしぎ星のふたご姫GYU!最終回(三) | トップページ | 月刊テレビ漫画番組 »