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2007年7月 4日 (水)

インフレ・医療問題談義

陰暦 五月廿日

 熱を出してダウンしてしまいました。雨に打たれたせいもあるのでしょうが、周りでもゴホゴホ言っている人がいるので、風邪が流行っているようです。みなさまもお気を付け下さい。

 景気は好調なので、米国同様に政治の動揺が経済とは関係ないところで起きていて、経済の立て直しが課題となっている仏独伊と比べて幸せな権力争いだなと思います。野党に与党非主流派やマスコミの口をついてでるのは相手のアラばかりなのでここ二ヶ月ほどの騒動は政策を巡るものではない、それを見越しているから国民も静かなんでしょうね。

 それと、野党とマスコミはカマトトぶり過ぎ、もうちょっと大人になって下さい。

 久間さんのことでは当てが外れましたが、やはり今回の選挙の争点は都市部は不明、地方は自治体の財政難でしょう。

 これからの十年は、日本に残された最後の長期景気拡大のチャンスで、この機会を逃したら今後百年は大成長のチャンスはありませんので、この十年でいくら蓄えられるかが世界一の高齢化社会に突入する我が国の生死に鍵を握ります。

 そのためにはなんとしてもインフレですね。もうちょっと食料や日用品の値段が上がっても良いのにまだ小売店は躊躇しています。それもそうでしょう、まだ利鞘を削って数を売ろうとする人は生き残っていますから。

 物の値段が年2%くらい上がる方がみんなハッピーなのですが、スタートダッシュが怖くてみんな尻込みしている。今まで潜水をしてヘトヘトになっているところにダッシュしろと言うわけですから大変なのは分かるけれど、ここで走らないと給水所までたどり着けないわけで。スタートラインに立っていても栄養ドリンクは向こうからは歩いてこない。

 物の値段をみんなが納得して上げられるような妙案はないものか。その気になる一言でも良い。誰かそれを思いつけば、主婦以外は喜んで投票するんじゃないでしょうか。でもインフレが良いみたいなことを言うとまた叩かれるのだろうな。小売りはほんまに苦しんでいるんですけれどね、そういえば最近の日本には小売りの声を代弁する政党もメディアもないな。新聞は折り込み広告で成り立っているのだからもうちょっと小売りのニーズをすくい上げても良いはずなのに・・・

 ようやく医療問題の深刻さを取り上げるメディアが増えてきました。ちょっと医者の賃金を統計局のデータで調べてみたのですが、医者の賃金は80年代に他の職業と比べて急激に上がった後、90年代には伸び悩み、現在は1960年頃と比べた倍率では他の職業と同じくらいになっています。

 ですので、医者全体に支払っている給料は今が丁度良いくらいです。少ないと言うことはありません。ということは医者に関して言えば、医者の間の分配の問題です。大病院で患者を死から救っている公立医大出身の勤務医は博給に喘ぎ訴訟に怯え、金を積んで私立医大に入って免許を取り、親から受け継いだ診療所で風邪や骨折を治している開業医は大金持ちになれる。これが今の医者の世界。

 勤務医は労働組合を結成するべきなんじゃないでしょうか?より良い待遇を求めて渡り歩くのが彼等の生き方らしいけれど、アメリカや支那の単純労働者と一緒で渡りは結局待遇改善にはなりません。大した技術も身に付かず、人間関係もできないから金で脅されて待遇は改善せず、たまらず次の場所に逃げた時にはまた低い待遇からスタートというわけ。一カ所に腰を据えた方がたいていはトータルの収入は上がるものです。

 というわけで給料の多い少ないは医者の間でくんつほぐれつの取り合い合戦をして解決してください。

 現在の医療制度では、どこをどういじっても、医者の給料を上げるか上げないかという風なアウトプットしか出ないらしいので、それよりも医療設備や看護士とか療法士にお金を回すための改革が必要だと思います。それと医療訴訟を何とかしないといけない。これは私が前言ったように補償のための保険を作り、あまりに悪質でない限り医者の罪は問わない医療司法制度を作るしかないんじゃないでしょうか。

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コメント

野党やマスコミに奇麗事が多いというのは認めますが、与党も強行採決の乱発、
年金問題を管氏に責任押し付けようとしたりと「大人」とは言えない様な振る舞いも。
年金問題、久間氏の問題でも言えますが、安部さんは与党に甘すぎます。(野党にはちょうどいいと思うけど)

>国民も静かなんでしょうね。
安倍内閣の支持率の下がり具合を知らないとは思えないのですが...。

それは野党が稚拙な戦術で国会の議論を拒否しているのでやむを得ないでしょう。第一私は小泉政権と安倍政権の政策を支持していますので、どんどん政策を実行していく姿を「頼もしい」と思いこそすれ、子供っぽいとは考えません。

支持率が下がっているけれど「安倍政権に暫く政権を担って欲しい」(少なくとも次の総選挙までという意味だと思います)という声も過半数です。民主党の支持率も伸び悩んでいますす。

従ってこの支持率の低下は、国民が呆れているだけで、政権交代や政策の大規模な変更を求めるものではない。この点が小泉政権発足前夜の政治不信と違うところです。あの時の国民は怒っていました。

いわゆる失言とか蓄財とかについては私はほとんど興味がないんです。唱えている政策の内容、国会でどのような議論をしたか、これで政治家を評価しています。

政策綱領も議事録もネットから簡単に入手できるようになりました。普通の国民にも手軽に政治をウォッチできる良い時代になりました。

もちろん安倍政権の政策が全ての日本人にとって仰ぐべき政策だとは言いません。私の考え方に合うし、私が所属する分野のためになるため支持しています。

民主党の政策はまだこなれていませんから支持できません。マスコミは明白に倒閣に向かっていますので私にとっては敵です。

ですので、公平無私な言論を私に期待しても無駄であると思います。

もちろん自民党員ではないので、私の利益にならない政策を実行するようになれば別の政党に乗り換えますよ。

自民党と民主党の政策には既に差が余りないんですね。民主党を嫌っている人は、無責任な国会戦術と時々見え隠れする変な支援団体を嫌っています。この二つを切ることが出来れば民主党はグッと政権に近づくでしょう。

今の政治の主流とは離れた政策をのぞむ人には、今の政治はフラストレーションがたまると思います。

現在の政治の主流からは真っ向反対する政策を掲げているのは国民新党です。ですのでそういう人は国民新党を応援すればいいと思います。議員には脂ぎったおじさんが多いのでマスコミ受けは悪いですが、この党の政策もなかなか魅力的です。

安部さんと私で考え方が違うのは当然なんですけど...。
与党派、反与党派に関係なくやっていけないことがあります。
5~6千万のNGデータがあるのに、年金問題は終わっている、支持率が下がっているのに、国民は静かと、事実に反することを述べています。
これは改めていただきたい。

国民が呆れているというのは野党やマスコミだけのせいじゃないでしょう。
与党にも責任がありますよ。
もっとも私は「怒っている」と思いますけどね。年金は直接、国民に関わる印象が強いですから。

久間氏のイラク戦争に関する発言を失言と認めず、総理の反論を引き出すために、あえて汚れ役をやっていると強引な解釈。
私が「芝居」とつっこむと「芝居じゃない」という。自分の発言に責任をもってください。

言必ず信、
行必ず果
(論語 子路第十三)

事実に反しているわけじゃないんだけど・・・

言葉の意味には幅がある、ということ輔住さんは覚えた方が良いと思います。

>事実に反しているわけじゃないんだけど・・・

あからさまに、事実に反してます。

幅があると仰るのなら、その幅を自分の伝えたいレベルまで縮めてはいかがでしょうか?

それに幅のある言葉を意図的に使っているなら、相手にとってポイントと思う点が安部さんの言いたいこととずれる可能性が高いのは当然のことです。

それを解消しようという動きはほとんどぜずに、相手のことばかり言うのは、なにかおかしいと思います。

そうですね、じゃあ年金についてはもう一度項を改めて説明してみましょう。

支持率の解釈の仕方と久間大臣の発言については、個人の感じ方の問題もあるけれど、年金については現在蔓延している不安は明らかに理のない人為的に醸成されたものであることは専門家も指摘していることですから。

ただし、その手の学者さんや社会保険労務士のサイトを読んで頂くのが本当は適切なのですが。

今日はやっと熱が引いたところですので、土日か週明けまでお待ち下さい。

>そうですね、じゃあ年金についてはもう一度項を改めて説明してみましょう。
>今日はやっと熱が引いたところですので、土日か週明けまでお待ち下さい。

期待してます。でもお体に無理はしないでくださいね。

私の考えを再度述べておきます。
安部さんは記録の照合は電子化によって進んだと考えていますが、私は電子化するとき、社会保険庁の緩慢さでNGデータが増えたと考えています。
ここはお互い推測で水掛け論かも。

年金の問題が既に解決していると安部さんは仰っていますが、私はほとんどの人が無事に年金が受け取れる体制になるまで解決とはいえないと思っています。
現状ではどんなに少なく推測しても500万人は少ないか全く受け取れないと推測してます。
なぜそんな発言が出るのか理解できなません。

安部さんは「為政者も社会保険庁も大筋で行ってきたことに間違いはない。」と発言しています。
しかし私は「電子化」という方針はよかったが、その方針の下で行なった仕事振りがダメと思いました。
あとのコメント見ると安部さんも民間だったら業務停止じゃすまない、社保庁の仕事がいい加減だったのは根の深い問題と発言しているので、なおさら「大筋で...」の発言が理解できません。

以降は私の勝手なたわ言(願望)なので読み流してください。
私としてはこの件の返事は週明け(以降)を希望します。
というか、7/1と7/8(放送予定の)「プリキュア5」の感想が見たいなあ。
新キャラのプリンも出たし。(笑)

訂正:
新キャラの名前はプリンじゃなくてミルクでした。(恥)

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