2023年9月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
無料ブログはココログ

« ジブリを支えた背景職人 | トップページ | 北朝鮮・シリア問題(二) »

2007年9月23日 (日)

北朝鮮・シリア問題(一)

陰暦 八月十三日 【秋分】

 北朝鮮にとって左団扇のうちに終わるはずだった今回の六者協議ですが、どうも様相が変わってきました。そろそろ気がついている人も多いでしょうが、異変は西域からもたらされました。

 どうも米国とイスラエルが情報操作をしているようで、事件が起きた時期と、事件が明らかになった時期に齟齬があり、新しい事件が先に明らかになり、古い事件が後から明らかになるという変な状態になっています。発表順に見ていくと何が起きているのかよく分からなくなります。現在分かっている範囲で時系列順に並べます。

06年10月 北朝鮮核実験?
06年秋〜07年初 シリア技術者が北朝鮮に滞在(韓・聯合9/21)
07年春 イスラエルがシリア北部のDayr az-Zwarの軍事施設の調査を開始(英・Sunday Times9/23)
6月 イスラエル内閣改造、バラク元首相(労働党、元軍人)が国防相に就任

イスラエルと米国は情報を共有。米国は北朝鮮の核放棄交渉の妨げになるため、情報を非公開にすることにしたという(この記事リンク切れ)。

7月 シリア北部アレッポの軍事施設で爆発事故、シリア軍事関係者とイラン人技術者が十数人死亡(英軍時専門誌9/19)

7〜8月 北朝鮮を出港した船を米国が追跡、シリア到着を確認(米・CNN9/18)

9月3〜4日 米朝作業部会(ジュネーブ)、ヒル代表が北朝鮮のテロ国家指定解除を発言

8月18日 南北首脳会談延期(8月28日→10月2日〜4日)

9月5日 日米外相会談急遽延期

9月6日 イスラエル空軍がシリア北部の軍事施設を空爆(米・主要9/12)
      シリア軍は「イスラエル軍による領空侵犯」と発表

9月7日 APEC首脳会合でブッシュ・盧武鉉会談、
     北朝鮮の核放棄で朝鮮戦争を終結させることをブッシュ大統領が示唆。

9月11日 シリア外相サウジ訪問を取り止め(AFP)
      北朝鮮外務省がイスラエルによるシリアの領空侵犯を非難(韓・朝鮮新報9/15)

9月12日 安倍総理辞任表明
      米主要メディアが6日の領空侵犯は実は空爆であったことを報道。

9月16日 駐米シリア大使、北朝鮮とシリアの核技術協力を否定(米・Newsweek9/16)

9月17日 中国政府、六者協議の延期を発表
      オルメルト首相がシリアと交渉する用意があることを表明

9月18日 北朝鮮外務省、北朝鮮とシリアの核技術協力を否定
      (北朝鮮・国営朝鮮中央通信9/18)
      米議会で日本の覚醒剤問題が取り上げられる。

9月19日 ベイルート東部のキリスト教徒居住地域で自爆テロ。
      反シリア議員ら数人死亡。
      金正日書記が痴呆症の初期症状を示しているというニュースが韓国で流れる。
      米イスラエル外相会談
      イスラエルがシリア国境で軍事演習

9月20日 IAEA総会、北朝鮮の核放棄と査察復帰を求める決議を採択。
      イスラエルがガザ地区を敵認定。
      米軍がイラクでイラン人を拘束

9月21日 米仏外相会談。フランスがイランへの制裁強化を発表
      米国、北朝鮮政府と企業への追加制裁措置を決定
      平壌で北朝鮮とシリアの党幹部が会談(韓・朝鮮中央通信9/22)
      「丹東・鴨緑江・国際観光フェスティバル」
      中朝国境で、中国が盛大に花火を打ち上げる(日・読売,朝日9/22)

9月22日 日米外相会談
      米欧が有志でイランに独自制裁を検討(米・ワシントンポスト9/22)

9月23日 自民党総裁選、福田康夫氏が選出される。
      アフガニスタン政府軍が押収したタリバンの武器の中から
      中国製とイラン製の武器を発見(AFP9/23)

9月25日 福田康夫総理就任(予定)
      レバノン大統領選(予定)

9月27日 六者協議再開(予定)

10月2日 南北首脳会談(予定)


(070924朝 追加)

« ジブリを支えた背景職人 | トップページ | 北朝鮮・シリア問題(二) »

ニュース」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 北朝鮮・シリア問題(一):

« ジブリを支えた背景職人 | トップページ | 北朝鮮・シリア問題(二) »