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2007年9月17日 (月)

神話はえっち

陰暦 八月七日

 少し鬱に入りかかっているので気楽な話題で更新します。

 そんなに知っているわけではないのですが、古い神話の共通点として、性におおらかというのがあります。

 インディアンの神話にはやたらと間男が登場しますし、トリックスターのコヨーテは八畳敷きの金玉ならぬ、ちんちんを数m伸ばして女の子(動物です)にイタズラをしようとしたりとまあからっと明るい猥談が多い。

 ケルト神話でも、騎士道の時代以前にできた物語では若者が美女に求婚する筋立てが多いです。北欧神話のトールも方々で恋をします。勿論日本の神話も。私が中学生の時に古典に興味を持ち始めて原典を読み始めたところ仰天してしまったほどに男女の話が多い。

 そして神話の恋の話はたいていハッピーエンドなんですね。

 主君の奥方が若い家臣を色仕掛けにするとかいう手の込んだ話が出てくるのは、神話から歴史の時代に入って、職業的な詩人が登場してからです。

 人間の数が圧倒的に足りなかった古代においては、生殖が絶対的に正しいことでした。古代人の憲法であった神話が生殖を否定的な目で見るはずがないのです。子供や若者に恋への憧れを育んで、進んで子孫繁栄に赴かせることは神話の重要な役割の一つであったのだろうと思います。


 ゼウスのような大神が若い娘に懸想をして、ヘラが嫉妬してそのとばっちりを受けた若い娘が不幸になるというタイプの神話も世界中にありますが、これは恋と言うには一方的すぎで、災難のようなものであるからここでは外して考えたいです。

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