イランの真の敵
陰暦 九月五日 【熊野速玉神社祭】【石上神社例祭】
私は米国が中東における同盟国をイスラエルからイランに乗り換えたのではないかと推測しています。イスラエルが空襲したシリア北部の施設は、北朝鮮がプ ルトニウムを生産したのと同型の原子炉であるという報道が米ニューズウイーク誌でなされ、日本の新聞もこれを転載しました。
これにたいして米政府は今のところ黙殺の姿勢を示しています。この米国の動きは、同盟国乗り換えとどのように関連づけられるのでしょうか。
イスラエルとしては米国の寵愛を手放したくない。となると自分の利用価値を売り込まなければならないということになるでしょう。そのためには、米国が妥協点を見出そうとしているイラン・シリアへの敵意を米国に再燃させるのが好都合ということになります。
そこで米国が決して許さないと明言していた、核技術の拡散にイラン・シリア・北朝鮮が手を染めていたと広く国際世論に訴え、米政府は前言を守って、核拡散を未然に防いだイスラエルをよみし、イランとの同盟を撤回してイスラエルを援助せよというふうに持っていきたい。
北朝鮮とシリアがまた碌でもないことをしようとしていたのは間違いないのだろうと私も思いますが、米国はまだそれを表沙汰にはしたくないようです。それでイスラエルにつれない反応しか示さないのでしょう。
イランとの秘密同盟といっても、直接攻め込まないというだけであって、イランの同盟国であるシリアを攻撃しないという約束はなされていないでしょう。イスラエルとしては、米国がシリアの敵視を続けることが担保できれば十分であるのかもしれません。
米国は、国際機関のスタッフが北朝鮮に入り込むまでは北朝鮮を刺激するようなことはしないのではないかと思います。北朝鮮の良いお客さんであるシリアをいじめるようなマネもしないでしょう。
日本としては、拉致被害者、あるいはその縁者が一人でも帰ってくれば勝ちです。そもそも北朝鮮を援助したって碌なことはないので、交渉は長引けば長引くほどいいんですね。さらに、捜査のために警察や司法関係者を送り込むことができたりすれば大勝利です。
また、北朝鮮が薬物以外で外貨を稼げるようになれば、新しい資金のルートは金王朝のコントロールから外れるでしょうから、金王朝の弱体化につながるかもしれません。新しい資金ルートの利益をちらつかせれば、意外と北朝鮮も脆いかも。
しばらく日本人には歯痒い展開が続きそうですが、我々には失う物はない(厳密に言うと拉致被害者の命があるといえばありますけれど)ので大きく構えて北朝鮮を焦らしてやればいい。特措法問題はどうやら日本人の国防意識の覚醒につながっているようなので、これも問題はないでしょう。日本が防備を強めれば、北朝鮮は折れるしかなくなります。
イランが円建て石油輸出を増やしているというのも気になります。私はアフマディネジャド政権というのは超強硬派と見せかけて現実的な話せる政権なのではないかと推測しています。意外とイランも自衛隊がアラビア海に遊弋していることを望んでいるのかもしれません。何故なら、イラン最大の仮想敵国は今でもロシアであるはずだと私は思うからです。
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