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2007年12月 5日 (水)

紅茶の選び方

陰暦 十月廿六日

 近ごろスーパーへ行っても並んでいるお茶は伊藤園ばかり。伊藤園のお茶がまずいというわけではありませんが、自分で湯を沸かしてまでペットボトルと同じ 味のお茶を飲みたいとは思いません。しかし伊藤園より上のお茶になると一気に200g千円を超えたりして中間という物がない。ついこの間までは500円く らいのお茶もあったというのに、お茶ッ葉も二極化が進んでいます(笑)

 そんな日本の緑茶事情ですが、紅茶の方もデパートへ行けば色々な銘柄が買えるようになりました。そこで銘柄を観察したり自分でも買って点てたりして、どうやら紅茶の種類は大きく分けて三つあり、ブレンドの表記法も分かるようになりました。

 どうして分かったかというと、地名がついた紅茶の銘柄は三つしかないからです。これが葉っぱの種類でしょう。その三つとは

Ceylon(セイロン)
Nilgiri(ニルギーリ)
Darjeeling(ダージリン)

 セイロンはインド南部に浮かぶ島スリランカ。Nilgiriはインド中部の高原。Darjeelingはインド東部のヒマラヤ山麓の高原です。南から順に並べました。味は南の方が甘く、北の方が香りが強くなります。

 甘いお茶が好きな人はCeylonを多めに入れ、香りが好きな人はDarjeelingを多めに入れればいいでしょう。Nilgiriは甘茶と焙じ茶の中間の味がします。お年寄りが喜びそうです。

 ちなみにミルクティーは渋くて香りがきつすぎるお茶を無理しておいしく飲むための方法です。灼熱のインド洋を運ぶ間にお茶の葉が発酵しすぎたので英国ではミルクを入れるしかなかったのでしょう。インドのお茶はあまり渋くないし香りもきつくありません。むしろ緑茶に近い味がします。

 次にブレンド、ブレンドには
Morning
Noon
Afternoon
Evening
 等があります。時間を表す英語がついています。これは非常に簡単で、早い時間ほど甘い味で、遅い時間ほど渋くて香りがきつくなっています。分かり易いですね。これはブレンド比とか銘柄ではなくて甘さ・渋さで付いているんです。

 最近はKenyaなんてのも出てきていますが、紅茶と同じ入れ方をすると少し味が落ちるように思います。アフリカの茶葉には思いっきり砂糖やクリームを入れるとおいしいみたいです。

 ともあれ、紅茶には基本的にCeylonとNilgiriとDarjeelingの三種類しかありません。それに発酵度合いで味が少し変わるようですが、これは私にはよく分かりません。ブレンドするのがめんどくさい場合はMorningとかAfternoonとかついているのを買ってきましょう。朝の方が甘くて、夕方の方が渋くて香りが強くなります。

 分かってしまえば紅茶も単純です。もったいぶる必要なんて全くありません。

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