天長節記者会見
陰暦 十一月十四日 【天長節】
天皇陛下お誕生日おめでとうございます。陛下のご健康と日本の繁栄をお祈りします。
さて、天皇誕生日に当たって恒例の記者会見の内容が発表されました。しかし、今回はいつもと様相が違います。天皇陛下のお誕生日に際しての記者会見の内容とこの1年のご動静
問一では、政治について突っ込んだ発言が見受けられます。
「年金の問題については,戦後の復興と,その後の国の発展を目指し,一生懸命まじめに働いてきた人々が,高齢になって不安を持つことがないように,この問題が解決の方向に向かっていくことを願っています。」
「自由競争によりある程度の格差が出ることは避けられないとしても,その場合,健康の面などで弱い立場にある人々が取り残されてしまうことなく社会に参加し ていく環境をつくることが大切です。また,心の中に人に対する差別感を持つことがないような教育が行われることが必要と思います。」
「過去を振り返り,公害によって健康の被害を受けた人々のことを考えるとき,当時はこのような問題に対する安全の問題が国民の間に十分に理解されず,被害者 を苦しめてきたことが思い起こされます。多くの国民にこのような事態が少しでも早く知らされていたならば,被害を受けないで済んだ人も多かったのではない かと返す返すも残念に思っています。 」
国内の党派的対立が先鋭化していることに御懸念があるのかもしれません。社会的弱者への配慮を忘れないようにと述べています。競争によるある程度の格差は避けられないというのも今までの御発言ではみられなかった踏み込んだ表現です。結果としての格差は否定しないが、社会参加を妨げる機会の格差をなくし、個人の力量ではいかんともしがたい公害のような社会全体で負担すべきことへの配慮を忘れてはいけないと述べておられるのではないでしょうか。
問二へのお答えもすごい
「これは,私の意図したところと全く違っています。」
「私は,このようなことを,記者会見で述べたのであって,決して皇太子一家のオランダ静養に苦言を呈したのではありません。」
「このように私の意図と全く違ったような解釈が行われるとなると,この度の質問にこれ以上お答えしても,また私の意図と違ったように解釈される心配を払拭(ふっしょく)することができません。したがってこの質問へのこれ以上の答えは控えたく思います。」
激怒しておられる ((((;゜Д゜)))ガクガクブルブル
こんなつっけんどんなお言葉は平成になってから初めてではないでしょうか。今年は報道機関の暴走がひどかったけれど、それに対して陛下も心配を通り越して怒りのゾーンへ突入していることが分かります。報道機関はその姿勢を改めるべきでしょう。
問三・・・陛下の生物オタクぶりが遺憾なく発揮されています(^^;
ほんま、研究の話となると毎回楽しそう。
関連質問
「それは見たことがありません。」
「無いと思います。少なくとも私が知っているところには無いということです。」
これも怒ってますね。
この一年間、気の緩みから来る様々な問題が発覚しましたから、そうそう恵比寿顔ばかり見せているわけにもいかないという強い御決意を感じました。平成も来年でもう二十年。昭和で言えば丁度あの戦争が終わった時期に当たり、陛下にとっての戦争であったバブルの後始末、戦後体制の綻びの立て直しに一区切りがついたので、今一度手綱を引き締めようという気持ちがあるのではないでしょうか。
昭和初期、海千山千の高官が蠢く政界の中で、二十代の昭和天皇はひよっこあつかいされていました。しかし、大戦の末期になると政界の中では一番の経験者となっていました。先帝の個性が発揮されるようになったのはそれからでした。大戦を終結に導き、占領軍と渡り合って国民を守り、日本の復興への道筋をつけました。
今上帝が即位された時には既に五十代に入っていましたが、やはり先帝が偉大すぎたために軽く見えたのは否めない。しかし、安倍前総理も福田総理も、平成になってから議員生活を始めた政治家です。年齢も陛下の方が上です。ついに主力政治家よりも陛下のキャリアの方が長い時代が到来しました。あるいはこれからは一味違ったお姿を拝見できるのかもしれません。
社会で責任ある地位についている人は今一度襟を正すべきでしょう。私も含め。
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