医者の世界にはジェネラリストがいない
陰暦 十二月六日 【若草山山焼き】
立川まで「ローゼンメイデン」の続きを買いに行ったけれど1〜5巻がどこにも置いていませんでした。「しゅごキャラ!」も見あたらず、PEACH-PIT先生大ブレイクです。
さてNHKスペシャルでインフルエンザの感染爆発の恐怖とその対策について連夜で取り上げていました。タミフルの備蓄量では日本が世界一であることや、米国の病院の分布には偏りがあることを取り上げていないのは片手落ちである感じがしましたけれども、問題提起として良くできていたと思います。
多分阪神淡路大震災でやっと日の目を見た自衛隊と一緒で、感染爆発が起きて初めて医者の有難味が分かるのでしょう。新型の流行病が発生した場合、その対処に当たるのは地域の中枢となる大病院で、町医者はその手助けくらいしかできませんが、今一番割を食っているのはその大病院に勤めるお医者さんです。
権丈教授の本やサイトを読むようになってから、医者について注意して情報を集めるようにしているのですが、そこで気がついたことがあります。
医者というのは徹頭徹尾、現場の人間で、ジェネラリスト(もしくは経営者、管理職)が全くない。
医療全体を見渡して、問題点を見つけ出したり、改善方法を考えたり、資源配分を考える立場の人がいない。病院の院長にしても医師会にしてもただの"親分"であって、あれは決してジェネラリストではない。
これは大学教授、教員、そして政治家(!)などのギルド的組織を作っている職種全般に言えることです。
日本のギルド的組織のトップは自分の利益追求しか頭にない親分でしかない。現場監督の延長でしかないので、自分の職場を守ることしか知らないのです。それ以外は全員が現場の人間で、真面目一辺倒だが、総合的見地に立って問題解決ができる人がいない。
このようなギルド組織は、自分では問題解決ができないので、官僚にジェネラリストの肩代わりをしてもらうことになります。しかし、それが最近うまくいかなくなっている。その理由は、大企業や都市の住民が、そういった官僚をジェネラリストとして雇っている(といえる)職種を「癒着である、透明性の高い場所で利害の調整をするべし」と唱えて、ギルド的職種の利害を吸い上げる仕組みを破壊してしまったからでしょう。
市場や社員から意見を吸い上げて高い見地から問題解決法を見つけ出すシステムは大企業の方に一日の長がありますから、政治的には烏合の衆に過ぎない医者や教員は勝負になりません。
医者はまず指導者を育てることから始めた方がいいのではないでしょうか。
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コメント
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あけましておめでとうございます。
今年もよろしくお願いします。
若草山の山焼き、ニュ-スで見ました。
山焼きが行われるようになった謂れとしては、山頂古墳説に一番魅力を感じています。
投稿: kituno | 2008年1月14日 (月) 23時07分
新型インフルエンザの恐怖、2夜めだけ見ました。
新型インフルエンザが流行したら、親類存亡の危機に陥るという怖さはよくわかったのですが、あの番組を見ていて、われわれ凡人の視聴者はどうしたらよいのだろう?と思いました。
もし家族にインフルエンザが発生したら、どうすればいいのか・・・恐怖と不安を募らせるだけの番組だったように思います。
今日は、地球温暖化の番組を見ました。
日本の温暖化政策が世界中から非難される理由がちょっとだけわかったような気がします。
エコ開発は世界有数でも、個人の二酸化炭素を減らそうという意識が、欧米から比べると低すぎる...!
投稿: kituno | 2008年1月14日 (月) 23時14分
kitunoさんこんにちは、私も若草山の山焼きは何時か直に見てみたいお祭りの一つです。お水取りも。
そうですね、あの番組は問題提起だけに終わっているので、そのような不安を抱くようになるのはごく自然なことであると思います。いくつか対処法を提示して、そのシミュレーション結果を照会すれば、より実りの多い番組になったであろうと思います、残念です。
免疫がありませんので、対処法としては栄養があって消化によいものを食べて体力をつけて、感染しないように家の中でじっとするくらいしかありません。一番確実なのは、数ヶ月分の食料を運び込んでものすごい山奥に籠もることでしょう。
といってもそれも一般人にはなかなかできないことです。
さて、保育園は感染のセンターになる危険が高い場所です。大勢の人間、それも体力が弱い子供が集まっています。大人と違って子供は鼻水を舐めたり、土に触ったりしますので、保育園を経路として感染が広がる危険はかなり高いと思います。
鳩・烏・渡り鳥が寄りつかないように、餌はやらない、生ゴミ・糞・羽根はすぐに片づける。熱っぽい子供を見つけたらすぐに休ませる。子供が休みやすいように、あまり「皆勤賞」とか重視しすぎない空気を作るのが良いかもしれません。それと手荒いうがいの敢行。
実際に感染爆発が発生したら、保育園には真っ先に閉鎖命令が下るはずです。その先は、kitunoさんは家族を守ることに専念すればいいと思います。
気休めかもしれませんが効果はあると思いますよ。
投稿: べっちゃん | 2008年1月15日 (火) 20時54分
省エネ技術については、日本は一歩先を言っていて、欧米は日本並みになるだけで温室効果ガスの削減ができるけれど、日本は更なる技術革新をしなければ無理というハンデがあります。
しかし、そのような泣き言を言っていては「環境先進国」の名が泣きます。目標を達成するべく、産業界の努力は始まっています。
90年以降日本で増大したのは、夏の電力消費量と、自家用車の燃料消費です。我々にできることとして、エアコンとマイカーに頼りすぎない生活を心がけると言うことがあると思います。
投稿: べっちゃん | 2008年1月15日 (火) 20時59分