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2008年2月 7日 (木)

単純な人情で推測してみる

陰暦 一月朔日 【戊子年正月】

 今年は珍しく風邪を引かないなと思っていたら、ついに来てしまいました。どうやら微熱があるらしく今日は仕事を休みました。

 米国の大統領選挙予備選がヒートアップしているらしいです。余所の国のことですが、あれは結構意外性がある結果が出るのが面白いですね。夫クリントンは予備選が始まったばかりの頃は泡沫候補でしたし、ブッシュ現大統領が選出された時の大騒ぎも印象的でした。

 ここに来て、嫁クリントンへの当て馬程度に考えられてきたオバマ氏が大いに追い上げてきて、調査によっては全米の支持率で嫁クリントンを超したそうで す。大統領選挙というのも、ハリウッドのシステムと一緒で、作り上げられたイメージがどこまで本当であるのかはかなり怪しいものなのですが、これは国家と 国民の間の契約を一年で作り上げるシステムなんだろうと思います。

 この先四年間、こういうキャラクターに米国を動かしてもらいたい、そう言うイメージを作るための運動なんですね。

 オバマ氏の追い上げは、民主党上層部の単純な人情で説明が付くのではないかと言えます。つまり、嫁クリントンは四年前から準備をしてきましたので、勝利の手柄は総取りです。「私が頑張ったから勝てたのだ、だからお前らみんな私に従え」と党内に大きな顔ができます。

 とにかく共和党から政権を奪取しなければという一つの目標で団結していた間は嫁クリントンに党内を支配される可能性には目をつぶっていたけれど、勝利が見えてくると、田舎から出てきた元大統領の嫁に過ぎない人物に党内をかき回される危惧が頭をもたげてきたのだと思います。

 しかし、オバマ氏が予備選に勝った場合、オバマ氏は「みなさまのお陰様で勝つことができました」となりますので、イニシアチブは党に移ります。ですから民主党の上層部としてはオバマ氏が勝つ方が都合がいいのですね。そう言う思惑があるのだと思います。

 私は嫁クリントンの方は旦那ほどは日本に迷惑なことはしなさそうな印象を抱いているのでまあどっちが勝ってもいいのですが、物語的にはオバマ氏が勝つ方が面白いです。それに黒人で四十代のオバマ氏 対 白人で七十代のマッケイン氏となった場合、経験則から行けばマッケイン氏が勝つのでしょうが、米国は先進国で唯一人口増加が続いている国で、民族構成も変わりつつありますので、場合によってはオバマ氏が勝つかもしれません。いわゆるWASPと言われてきた人達が今現在の米国でどれだけ権力を保持しているかを確認するための絶好の機会になるのではないでしょうか。

 ただしオバマ氏の父親はケニアからの移民ですので、厳密な意味では、ずっと米国で虐げられてきた黒人とは違います。たとえ彼が大統領になったとしても、黒人が勝ったとは言えません。ちょっぴり嘘っぽい気がするのでした。でもそういう微妙なキャラクターでないと民主党内の白人を納得させられないのでしょう。

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