値上げ
陰暦 一月廿日
とても値上げとは縁がなさそうだった近所のラーメン屋が値上げして驚いています。値上げが景気を減退させるという意見には私は懐疑的です。なぜなら、消費者はサラリーマンと年金生活者だけではないからです。
自営業の人だって消費はするわけで、日本は流通で働いている人が多いので、消費者物価が上がれば彼等が潤い、自営業の人というのはサラリーマンや年金生活者よりお消費意欲が高いし、自分のお店の設備投資もあるので、彼等が潤えばそれは必ず景気に反映されるはずだからです。
同じく近所のローカルスーパーチェーンの話。三店舗しか持っていない小さなチェーン、社長が商品を並べているような小さなお店です。けれども魚屋から出発しただけあって、内陸なのに魚のそろえが良く、野菜も良いし、調味料や乾物も良い物が置いてあるので重宝しています。
このスーパーの親父(社長)、去年の秋頃は今にも倒れそうな深刻な顔をしていました。値上げ前夜で小売りが一番厳しかった時期です。このスーパーでも去年の十二月頃から食パンを皮切りに値上げが始まりました。けれども売り上げは落ちなかったらしく、スーパーの親父の顔がみるみると明るくなっていくのは見ていて面白いほどでした。
便利なお店に潰れられるくらいなら、値上げしても良いから続けてほしいと私は思うのですが、こういう考え方は少数派なのでしょうか?
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