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2008年3月11日 (火)

「ふしぎ星の☆ふたご姫GYU!!」最終回レビュー その四

陰暦 二月四日 【鹿児島霧島神宮御田植蔡】

 ファインとレインはビビンの助けを得て、ブラッククリスタルキングの弱点を探し当てました。満を持してグランドユニバーサルプリンセスに変身、ハッピー パワーをブラッククリスタルキングの核に直截照射します。ドームの外からは、おひさまの国が呼応してプロミネンスを打ち込んで二人を援護。しかし、あと一 歩のところで力が尽きてしまいました。

 怒ったブラッククリスタルキングは、エドチンの連れ合いであるスワンの絵を呼び出しました。最愛の人と引き離されたスワンの絵は黒い感情で浸されており、それを吸ったブラッククリスタルキングは更にパワーアップ。

 愛する二人の気持ちを利用する手口にビビンは腹を立て、ブラッククリスタルキングを棒で叩きます、そこをブラッククリスタルキングの触手が襲う!けれどもなんとエドチンが身を挺してビビンを助け、自らは喰われてしまいました。エドチンすごくかっこいいです。

 絶望的状況にもかかわらず、とにかくハッピーパワーを連射して回るふたご姫、ビビンも応援、おひさまの国に避難したクラスメート達と、 おひさまの国の人達も固唾を呑んで見守ります。うちひしがれる学園生と比べて、ふしぎ星のメンバーは落ち着いていました。二人ならきっとどんな困難も乗り 越えられる、ふしぎ星のメンバーがふたご姫に寄せる信頼に勇気づけられて、学園生は声を振り絞って応援を続けます。

 だが、ついにファインとレインはブラッククリスタルキングの魔手につかまり喰われてしまいました。ハッピーパワーを吸われ、変身が解けようとします。万事休すかと思えたその瞬間、ついにあの人が動く!

 ミルロ:「手を繋ぎ歩いてく、ぎゅっとぎゅっと踏みしめ・・・」

 ここで、ミルロ、しかもラブフラワーが来るとは予想できませんでした。存在感のなさを跳ね返す、いいえ、存在感がない彼女にしかできな い役です。合唱の輪が広がっていきます。歌の力を受けてふたご姫は回復、プロミネンスも充填されました。受け身で、一番流れを変える力なんかなさそうなミ ルロが絶体絶命の劣勢を覆しました。

 そして出演者総出の「きみのアシタ」の大合唱をバックにブラッククリスタルキングにハッピーパワーを注ぎ込みます。出演者全員による 大合唱は、大感動間違いなしなので、やってみたいけれど、そこまでテンションをあげる最終回を迎えることができる作品はそうそうありません。

 それでも倒れないブラッククリスタルキング、ふたご姫の方が先に力尽きて翼を失って墜落してしまいました。だが、力を吸いすぎたブ ラッククリスタルキングは内部から崩壊。最後の敵を力で倒してしまってはふたご姫のテーマにはそぐいません。なぜならふたご姫が力で世界に君臨することに なってしまうからです。予想どおりの展開でしたが、これで良いのです。

 力を使い果たした二人は感情を失ってしまいました。虚ろなまなざしをしたファインとレインもたまらなく可愛いと思ってしまった私はアレで すが(^^;ブラッククリスタルキングのかけらをうけて二人は心を取り戻すことができました。もしももう一話残っていたら、最後の話は学園のみんなでかけ らを集めて二人を助けてあげる、という展開になっていたのかもしれません。心のかけらを集めるというのは「ふしぎ星の☆ふたご姫」の母胎となった作品であ る「プリンセスチュチュ」で使われたモチーフでもありました。

 そして、エドチンは元の姿に戻り、エドワルドとスワンは一枚の絵に収まったのでした。二枚目の真の姿にボーっとするビビンが女の子ら しくて実に良かった。幸せを取り戻したエドワルド、それは同時に無二のパートナーであったビビンとエドワルドの別れも意味していました。そしてビビンはそ れが初恋であったことを知るのです。

 最後は恒例の舞踏会、ふたご姫の終わりはこうでなければいけません。庭では第四十八話にみんなで植えたクレソンさんのハッピーフラ ワーが花を開かせます。この場にクレソンさんはいません。キャラクターファンブックによると、佐藤総監督の頭の中にはクレソンさん=学園長の線は最初から なかったそうなのですが、それでもその含みを残す終わり方となっています。最後に台詞が入ったシフォンはすごくおいしい。

 お見事、歴史に残る感動的なラストでした。ふたご姫のスタッフ達ご苦労様でした、そしてありがとうございます。スポンサー、特に玩具の売れ行きが悪かったのに支えてくれた二年目のスポンサーと五十二話まで流してくれたテレビ東京にも感謝いたします。

 願わくば、この作品が今後より多くの子供達の目に触れんこと

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コメント

ふしぎ星の☆ふたご姫はセーラームーン同様、実写版もできてもらいたいです。

面白いかもしれませんね。

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