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2008年4月19日 (土)

発展途上国の都市に蝿が多いわけ

陰暦 三月十四日

 インドや東南アジアに行ったらやたら蝿が食い物にたかって閉口します。年配の人とその話をしていたら、「日本も四十年くらい前は都市には蝿が多かった、田舎から来た親戚も、なんで東京はこんなに蝿が多いんだ、と不思議がっていた」と言っていました。

 これは私にとっては意外でした。蝿のような生物は田舎に行けば行くほど増えそうなものですが、そうではなかったようです。

 そこで思いついた仮説、農村が都市化すると河川や田園が減る、これによりトンボ、モズ、ヒバリといった蛆虫や蝿を食べてくれる昆虫や小鳥が減る、 蝿はゴミ捨て場で生きていくことができるので環境が都市化しても減らない、そうすると蝿が異常発生する。このようなメカニズムがあるのではないか。

 これはボウフラとドジョウ、ゲンゴロウの間にも当てはまりそうです。私は色々な街に住んだことがあるのですが、都市の近郊、都市化の最前線の地域 に住んでいた時一番蝿や蚊が多かった記憶があります。京都や東京の中ではあまり見ませんでした。下水道が整備されゴミもきちんと回収されるようになると蝿 や蚊の生育する余地も減少するのでしょう。保健所の地道な駆除もあるでしょう。

 蝿と蚊は地域の環境を図るバロメーターであるのかもしれません。

 ということはスズメやネズミはあんまり虫を食べてくれないのかもしれませんね。ゴキブリも生きた餌は食わないし。要するに都市には補食動物がいないと言うことなんでしょうな。

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コメント

生物界では、その環境にあった生物のみが生きるようです。
 

 肉食動物は生存に有利そうで実は弱いんですよね。彼等は死んだ肉だけでは栄養が偏ってしまいます。血とか内臓でビタミン、ミネラルを補給しているからです。

 都市化が進みすぎると地上が雑食動物で埋まってしまいそうです。私達人間も雑食なので大きなことは言えないけれど、雑食動物というのはいまいち見た目が美しくないです。機能美が感じられません。雑食だらけの世の中はつまらないと思います。

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