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2008年4月21日 (月)

意趣返し

陰暦 三月十六日

 北京五輪の聖火リレーが方々で騒動を巻き起こしている。ダライ・ラマは欧米で受けがいいので、英国やフランスでリレーが妨害をうけ、それに対して在外漢族が反発して自発的?な抗議行動を起こしたりしている。

 パキスタンやインドでは妨害は発生しなかったが、亡命チベット族が多く住んでいるので、彼等の抗議活動が西側メディアに映り、今までチベット問題など全く興味がなかった日本の普通の人にも、中共が深刻な民族対立を抱えた国であることが明らかになってしまった。

 今月の26日にリレーが行われる予定の日本の長野市ではスタート地点の善光寺が辞退した。連休初日で大幅な人出が見込まれるのでもみ合いなどが将棋倒しなどの事故を誘発するのを危惧したのと、同じ仏教徒のチベット族が苦しんでいるのに、加害者側の中共政府主催の祭典に協力することはできないとの配慮からである。

 それに対してかどうかはわからないが、今日未明に善光寺の本堂にスプレーで落書きがあった。漢族がやったのなら全く愚かなことであるし、日本と支那の反間を狙う勢力がやったにしても犯人を見つけない限り疑われるのは漢族なので、このような事件が起きたと言うだけで彼等にとっては大幅な失点である。

 フランスや北京の仏系大規模小売店で漢族がカウンターの抗議行動を起こしているが、これは逆効果だと思う。これでは彼等が西洋に住んでいても全くその社会に馴染むつもりがないと表明しているに等しい。あるいは本国の命令一下、どんな行動でも取るということが明らかになってしまった。欧米人はこういったタイプの異分子をもっとも嫌う。これは後々尾を引く、黄禍論が息を吹き返すだろう。

 ここまでの動きは、数年前の抗日デモと全く同じパターンをなぞっている。さして重要とも思えない事柄で急に一般の漢族が一糸乱れぬ行動を取りだしたため、日本人は薄気味悪さを感じると共にと中共政府の関与を疑い、支那は危険な地域という悪評が広がることによる経済的打撃を恐れて、中共政府がデモにストップをかけ、騒動は収まった。

 この後、抗議行動の引き金を引いた上海派が、外交的失点を与えたという角で失脚、胡錦涛政権が強化された。

 今回は前回の抗日デモで失脚した上海派が、同じ手法を使って逆に胡錦涛政権を揺さぶろうとしている可能性が高いと私は考えている。今回欧米で支那はかなり評判を落とした。温家宝首相や中共外務省報道官の傲岸不遜な態度は、西側報道機関の揶揄の対象にすらなっている。地球の裏側に来てまで政府の指令で一糸乱れぬ行動を起こす漢族に、欧米の人達は薄気味悪さを感じるようになってしまった。今後は漢族は留学するにしても仕事をするにしても、色々なところで不便が生じるだろう。

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