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2008年5月 4日 (日)

値上げよりも値下げの方が害が大きい

【憲法記念日】
陰暦 三月廿八日

 政府がガソリンの便乗値上げに厳しく臨むと言っていたけれど、本当は値上げよりもダンピングの方が悪いことなんですよね。

 値上げの場合、値上げしないで頑張っている小売業者がいれば、消費者はそちらに流れるはずですから、便乗値上げも"一斉にやらない限り"適切な範囲内に収まるはずです。

 それに対して、ダンピングの場合は、悪意を持って値下げをする業者に消費者は集まって、常識的な価格を設定している業者に消費者が集まらなくなるので、結果としてまともな業者が淘汰され、違法に近いことを平気で行う業者が生き残るわけですので社会的には害が大きい。

 したがって、政府が取り締まるべきは
(1)業者がカルテルを組んで一斉に値上げをすること
(2)ダンピング(誰であろうと一律に取り締まり)
 の二つです。

 でも(1)の方は公定料金と言うことで容認されているし(主に交通機関や穀物)、(2)が日本で取り締まられることはほとんどありません。日本の消費者はダンピングによって無責任な業者が生き残る怖さを知らないからです。

 ミートホープや支那製毒入り餃子はダンピングであり、消費者は腐った肉を食わされたり、致死量に近い農薬を食わされたりしたわけですが、食品の質という 問題でしか取り上げられることはなく、ダンピングという面は無視されたままです。それどころか、不況で物が売れない時だったから、業者が安い物を作るのは 仕方がない、と業者に同情的な空気すらあります。

 こういう時に頑張るべき消費者団体はミートホープや毒入り餃子では今もって沈黙したままです。

 消費者保護行政なる物をやるとしたら、私は値上げ抑止よりはむしろ、値段が低い物を優先的に調査して、何か不正が行われていないか調べて、不当な値下げ をなくしていくことからやるべきだと思っています。けれども、絶対に消費者は怒って政府の支持率は下がりますから難しいでしょう。日本人のこのデフレ信仰 を止める特効薬はないでしょうか・・・

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