絵に描いたような不景気
陰暦 四月四日
今度は苺酒を漬けました。これは一週間で飲めるようになるらしいです。今年は豊作であったのか大きくて甘い苺がいつもより100円くらい安く買うことができます。
支那の胡錦涛国家主席がえらく日本に気を遣っています。NHKでもやっていましたけれども、現在支那は景気の減速局面にあるようです。とはいってもただの不景気だと思います、普通の国ではよくあることです。
景気がよくなり、生活水準が上昇したせいで、国産の生活必需品が物足りなくなって、供給不足になり、物価が上昇する。黒字国なので自国通貨の価値 が上がって、人件費の上昇と相まって労働集約型の産業が国外逃避する。教科書に出てきそうな不況です。日本よりもよっぽど筋のよい不況です。ですので、こ れまた教科書に書いてあるような景気対策をきちんとやればいずれ脱出できるはずです。
心配なのは不平知識階級が不況を利用して国を混乱状態に陥れることだけ。でもこれがないと言い切れないところが中共という国の一番の不安材料で す。この不況を粛々と乗りきることが出来るかどうかに、二十一世紀の支那が世界と手を取り合っていける国になれるかどうかがかかっているでしょう。失敗す れば暗黒大陸に逆戻り。さてはて、
ちょっと心配な点として、この段階に来た発展途上国は、頭脳を製造業に投入しなくてはいけないのですが、支那には手を動かすことを蔑む風潮があって、少しでも頭の回る人はすぐ管理部門に回されてしまって、技術の発展がなかなか先に進まない傾向があることがあげられます。第二次産業で才能を発揮することが、政治家になることよりも魅力的なキャリアになるかどうか。日米欧ではなんでもないことですけれども、大陸国では難しいかもしれません。
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文化革命で、若者に注意した人間が、処刑されたと聞いたことがある。過去の歴史において、「信じる者は、騙される」ことに慣れきった人民。 国民の末端のレベルを引き上げることは、信頼されていない政府にとって大仕事であろう。
投稿: heibay | 2008年5月 9日 (金) 11時42分
国民の精神的水準の引き上げが難しいとなると、次善の策として日本に害を加えることがない政権の持続を願うことになるのでしょうね。
胡錦涛政権は今のところはそう言う政権だと思います。
投稿: べっちゃん | 2008年5月10日 (土) 17時21分