長崎旅行(一)・・・飛行機怖い
【海の日】
陰暦 六月十九日 【寒川神社浜降祭】
白状しますが、実は大の飛行機恐怖症です。飛行機に乗るのが怖くてたまらない。今まで十数回乗っていますが、いつになっても治りません。
それというのも、八歳の頃に初めて飛行機に乗ったときに、トイレに閉じこめられたのがトラウマになったらしい。飛行機のトイレというのは自動的に鍵がか かるのですが、これの開け方がわからなくてトイレの中でパニックになってしまい、それ以来飛行機が怖い。そのしばらく前に御巣鷹山の事故があったので、そ の恐怖も加わっていると思います。
今回長崎に行くにあたって一人で飛行機に乗らなくてはならなくなり、毎晩毎晩飛行機が墜落する妄想に苦しめられました。誰か一緒に乗ってくれる人がいるときは大丈夫なのですが、一人で乗るときの恐怖と言ったらありません。
じゃあ寝台特急か新幹線を使えばいいじゃないかと思われるでしょう。全くその通りなのですが、寝台特急は連休のためすぐに満席、新幹線 は仕事が終わってから乗るのは時間的にギリギリなので使いにくい。というか、切符を買ったときは飛行機恐怖症のことはすっかり忘れていました。買ってから 一週間くらいしてから恐怖が襲ってきました。
このまま一生飛行機に怯えて暮らすのはアホらしいし、仕事にも差し支えるので、今回は無理をしてでも乗ることにしました。一番ひど かったのが四日頃で、仕事中に会社で叫び出したくなりました。おそらく躁鬱病と変な相乗効果を出していたのだと思います。だいたい毎年梅雨の季節は鬱がぶ り返すのです。
けれども、飛行機恐怖症に気を取られていたせいか、鬱の方は症状が出ませんでした。おかげで仕事と趣味にはこの一ヶ月間全く支障が出 ませんでした。恐怖症の思わぬ効果です。戦争になると鬱病患者が激減するという経験則があるそうですが、人間生命の危機に瀕すると精神病は脇に追いやられ ることがわかります。
十日頃からだいぶ気にならなくなりました。このあたりに秩父や富士五湖で地震がありました。地震が近くなるとわけもなく気分が滅入る ことがたまにありますので、これも関係があったかもしれません。十八日の夜は、取り乱すこともなく平静な気持ちで北九州行きの飛行機に乗ることが出来まし た。
そういえば、十日から十四日にかけて家の近くででっかいイナゴが現れたり、カナブンが部屋に飛び込んできたり、雀がベランダに雨宿り に来たり、暑いのに蝉が鳴かなかったりと動物の異常行動が認められました。ここ数日は虫も鳥も落ち着いていますので、これはおそらく秩父と富士五湖の地震 に伴う異常行動だったのでしょう。
地震に先行する動物の異常行動や、電磁波の異常、地下水の変動はありうると思いますが、それをキャッチしたと触れ回っている人達はあまり信用ができないと思っています。嘘をついているというわけじゃなくて、あまりにも異常行動の取捨選択ができていないからです。
そりゃ一年中「地震が来る、地震が来る」と怯えていれば、そのうち一回くらいはあたるでしょう(笑)
動物が異常行動を起こす地震なんてものは年に一回か二回あるかないかの頻度なのですから、地震予知と銘打つのであるならば騒ぐのはここぞというときだけにして欲しいものです。
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