猫と心が通じた瞬間
陰暦 六月廿二日 【土用の丑】
第六十三期本因坊戦にて羽根九段が勝利、十五人目の実力制本因坊を獲得しました。
棋聖陥落以来不調にあえいでいた羽根九段、第三戦までは高尾本因坊が三連勝し、またしてもタイトル奪取ならずかとファンも諦めかけていたところから、四 連勝で初の本因坊となりました。しかも第五戦から第七戦までは全て中押し勝ち。羽根九段本来の力のある碁が戻ってきました。
贔屓の棋士がタイトルを取ると新聞碁を見るのも楽しくなります。明日は早速図書館へ出掛けて毎日新聞をコピーしてくることにします。毎日新聞は気に入らないけれど本因坊戦だけは別物です。
「猫と心が通じた瞬間」
私は地図を見るのが苦手で、地図を使うと必ず道に迷います。特に都会を歩いていたり、車に乗ったりすると方向感覚が滅茶苦茶になります。そのくせ、地図なしだと方向感覚が冴えていて、めくら滅法勘に頼って歩いて目的地にたどり着くのは得意です。
一度行ったことがある場所にならば、地図なしでたどり着くことが可能です。そのかわり道順は滅茶苦茶です。前の道順とは違う場所からスタートしても到着できます。
地震の前には気分が滅入ることもあるし、これはもしかしたら磁場に敏感なのかもしれない!と勝手に思い込んで一人悦に入っています。秋分になると鬱に入り、立春から回復し、梅雨になると若干鬱になり、立秋の頃が一番調子がいいです。どうも日照時間や磁場にやたらと敏感であるらしいのです。
それと他には好調なときには前後五分の精度で起きる時間を設定できる、猫や鳥に気づかれずに接近できるというあまり役に立たない特技があります。縄文時代に生まれていれば村長にしてもらえたかもしれません。
そんなわたしですが、一度猫と心が通じたことがあります。道を歩いていたら、突然頭の中をガーンと衝撃が走りました。これはもう脳味噌を直接トンカチで殴られたような衝撃です。それほどの衝撃であったのに音は何もしませんでしたし、外界には何も変化は認められませんでした。
思わず振り向くと、目を丸くした野良猫と目が合いました。猫もさっきの正体不明な衝撃にビックリして私の方を向いたのです。あの瞬間、私と猫の心の中に浮かんだ感覚は全く同じであったと思います。
あれはおそらく何らかの電磁バーストだったのだと思います。私も猫も同時にそれを感じた、そして猫も驚いたときにはすぐ近くにいる人(猫?)の方を向く、と言うことがわかりました。動物には言語はないのかもしれませんが、基本的な感情やそれを受けての行動パターンは人間とかなり似通っているのではないかとそれ以来確信しました。言語にはなっていませんが、動物はおそらくかなり高度なことを思考していると思います。
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