ボンビー電鉄
陰暦 七月廿日
十日に田舎へ帰るついでにだいぶ遠回りですが銚子に寄ってきました。千葉県内のJR線乗りこぼし解消と銚子電鉄に乗るためです。銚子電鉄は歴史ある私鉄なのですが、御多分に漏れず沿線住民の減少、自動車の普及によって廃線の瀬戸際にまで追いつめられました。
一時は車検の費用も出ないまでに困窮した銚子電鉄ですが、あの手この手の生き残り策と、窮状がテレビに取り上げられたため、乗客が帰ってきて何とか存続の目途が立ったのでした。そんなローカル鉄道の星をこの目で確かめてみたくなり銚子まで足を伸ばしました。
この前の東金へ行ったときもそうでしたが、千葉の太平洋側は多摩からは遠く、普通の電車で四時間かかりました(変な乗り継ぎをしたせいでもあります)。銚子電鉄のホームは、JR成田線銚子駅の先にありました。
情緒のある改札、ですが・・・
なにやら不穏な匂いが!
あれは伝説のゲーム桃○郎電鉄!
車内は桃鉄まみれ。なんと桃鉄が銚子電鉄を全目バックアップしていたのでした。しかも傑作なのがどう見ても貧乏神を前面に出しているようにしか見えないこと。開き直りもここまで来れば立派です。
ボンビー三段変形
明らかに電鉄の社員や、豆腐屋の子供が描いたとしか思えない広告が吊ってあって非常に楽しい。ジェラードの広告の字癖が改札口の路線図と同じです。 とまあ見た目もなかなか楽しい銚子電鉄でした。路線も、江ノ電以上に軒先をかすめていてすっごかったです。海水浴シーズンであったためか満員でした。私も外川の海水浴場へ行ってきました。波が滅茶苦茶高かったです。太平洋側では泳げないと言うことが良くわかりました。
外川駅ではヨボヨボのじいちゃんが切符を売ってくれる。あれってもしかして社長ではなかろうか?なんか車掌も遠慮がちだったし。 なかなか楽しい鉄道でした。このあと銚子の駅前の煎餅屋で濡れ煎餅を買ったのは言うまでもありません。
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僕の携帯の着メロは貧乏神のテーマソングです。"ボンビーゴッド"という曲名なんですが、特徴的なメロディなんでやっぱり知っているのか、鳴ると周りの人が“あれっ!?”という顔をするのが面白くて、続いています・・・でもちょっと金運が悪くなった気がします(笑
ともあれ銚子電鉄の英断(?)に乾杯!
投稿: NMR | 2008年8月21日 (木) 04時22分
NMRさんはきっとこの記事にレスをつけてくれると思っていましたよ(笑)
銚子電鉄にはあのゲームのキャラが妙にフィットしていました。
投稿: べっちゃん | 2008年8月21日 (木) 22時12分