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2008年9月28日 (日)

といいつつも政治に近い話を・・・

陰暦 八月廿九日

 気軽に思いついたままに書いています

 村田清風の所でも触れましたが、江戸時代の後期から現代まで日本の政財界の主流というのは豪商豪農層でした。これは敗戦でも揺るいでいません。

 豪農層というのは、従来からの地侍だったり(麻生家なんかは筑前の地侍で戦国時代にも名前が出てきます)、江戸時代になってからのし上がってきた農民だったりと出自は色々です。

 知り合いのきんたろうさんによると典型的な農村地帯といえる常陸國久慈郡の話で、「三代続けて病人を出さなかった家は長者になれる」そうですので、これは私が思うに、江戸時代中期の天候不順を乗りきることができた家が豪商豪農になったということだと思うのです。

 彼等は勤勉を徳目として、知的好奇心も旺盛、本業でコツコツと貯めた資本を海運とか繊維業とか造酒とかに投資をして日本の産業革命を支えました。一族の中に出来がよい子がいれば、高い学資を出して都会の学校にやりました。濱口雄幸とか若槻礼次郎なんてあたりはその出世頭です。

 官僚、政治家、軍人、財界人の供給源でもあったのです。これは江戸時代の後半から、明治、そして敗戦を経てなんと現在まで変化していません。

 こういった地生えの豪族が社会の中枢を占めるのは、洋の東西を問わず一般的なことです。

 ただし・・・ご先祖様が優秀だったからといって子孫が優秀だとは限らないわけで、政界でも官界でも財界でもそして学界でも(!)、実力が伴わない人物が顕官を占める弊害が今の日本は大きいのではないでしょうか。

 私の知り合いに、オーバードクターで自民党のシンクタンクから誘いを受けた人がいます。世襲議員が増えて自分で政策を考えることができなくなったから、優秀な人材をスタッフとして雇いたいと言うことなのだそうですが、それならば最初からその優秀な人材を代議士にすればいいことだと思います。代議士の座を明け渡すつもりはさらさら無いのです。似たような現象は他の世界でも見られます。

 この弊害を防ぐのが所有と経営の分離です。欧米の門閥主義もかなりのもんですが、欧米の貴族というのは表の役職は才能がある人物に明け渡して、所有権によって組織をコントロールするという立場に徹しています。これの方が貧乏人のやる気を引き出す良い制度だと思います。日本の豪商豪農層は、表の職を独占しすぎです。才能が伴っていないのに、役職を維持しようとするから歪みが生じるのです。

 また、才能がある人も政治家や学者や記者になろうとする人は、どうもルサンチマンを強く持ちすぎているような印象があります。民主党やマスコミなんかはこの手のガラスの天上に阻まれて霞ヶ関や学界から弾かれた人が多く集まっていますが、それによって民主党を「ぼくを受け入れなかった霞ヶ関に復讐する党」にしています。

 きちんとした正業に就いている庶民の生活を左右できるこれら政財官それにマスコミが職業として不健全な状態にあることが今の日本の根本問題ではないでしょうか。そして豪商豪農層の実力が衰退しているにも関わらず、それに取って代わる力がはっきりしていないことが世の中を不安定にしているのではないかと。

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