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2008年9月22日 (月)

民主党の財源案は不可能ではないが詭弁が混じっている(二)

陰暦 八月廿三日

 民主党がひねり出すと言っているのが4年間で22兆円ですので1年に5兆円強ですか、まあ5兆円くらいなら、やりようによっては可能かもしれませ ん。ただし公共事業はかなりストップしてしまうと思います。これは不況に入りかけている今の日本にとってはきつい。それと厚生労働省の補助金は僻地医療と か保育園に出しているものなので、民主党の主張からすると削れる部分は少ないはずです。それといくらなんでも官僚にただ働きをしろとはいえません。

 ですので現実的には20兆円から5兆円をひねり出すと言うことになります。こうなってくると自民党が言っていることとほとんど変化がありません。それに1年あたりでは5兆円なので、良い意味でも悪い意味でもそれほど劇的な変化は起きないでしょう。

 どうも特別会計という耳慣れない言葉で国民に「民主党がすごいことを言っている」という印象を与えたいだけのような。特別会計という単語さえ使わなければまともな政策なのになんでこういうことをするんだろう?

 「国が出している補助金と人件費が30兆円程度あり、そのうち5兆円の振り分け方を変えます。」と言えばなんの問題もないのに、特別会計225兆 円という変な数字を持ち出して幻惑をしようとするから、自民党や学者から足下をすくわれるのです。「200兆円すげえじゃん」と国民が騒いでいるうちはい いかもしれませんが「実は120兆円しかないらしいぞ」「しかもその中には年金も混じってるんだって」となり始めると、民主党への不信感が加速するでしょ う。

 (とすると、これは10月総選挙を避けるための作戦かもしれません。政府は半年くらいかけて民主党の財源案の詭弁を国民に周知させる必要に迫られるはずですから)

 あと5兆円の振り分け方を変えると言うことは、今までもらっていたのに、今度はもらえなくる人が5兆円分発生するということに触れないと不誠実でしょう。

 一番問題だと思うのは、「国民は特別会計のことなど知らないから、225兆円という大きな数字でおどかせばこっちに投票するはずだ」という国民を小馬鹿にする考えが透けて見えます。こういう不誠実なことをやっている限りは、民主党を支持することはできませんし、政府が民主党の財源案に嘘が混じっていることが周知された場合、民主党が受けるダメージはかなり大きくなるはずです。

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