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2008年9月15日 (月)

国際情勢の概観

【敬老の日】
陰暦 八月十六日

 ここで麻生さんと言うことは、国防上何か重大な事態が進行しているのかもしれないと推測しましたけれども、金正日の病気、もしくは失脚であったのかもし れません。北朝鮮はロシアのメドページェフ大統領に誕生日の祝電を送りましたが、差出人である金正日には肩書きが付いていなかったそうです。

 日本の経済制裁、朝鮮総連締め上げ(といっても普通に税金を払ってもらうだけなんですが)は確実に効果を上げているといえるでしょう。このまま核兵器開発を放棄して頂けるまで今の状態を続ければ良いだけです。それとできれば山陰や北九州の自衛隊を増強したいです。

 米国の住宅バブル問題はますます深刻の度を深め、全米第四位の投資会社が倒産してしまいました。日本で言えば山一証券が潰れたあたりでしょうか。日本はバブルが潰れてから、大手金融業が倒産するまで数年かかりましたが、米国は一年ちょい、さすが速いです。良いことなのか悪いことなのかは不明ですけれども。

 山一証券の負債総額が三兆円で、リーマン・ブラザーズは六千億ドル、日本円にして六十兆円です。さすが米国は規模が違います。

帝国データバンク「破綻銀行関連の倒産動向調査」によると2003年時点で破綻銀行に関連する負債総額は24兆円だそうです。リーマン・ブラザーズは既にこの倍を計上しています。日本は資産バブルが収縮して、バランスシートにあいた穴を十五年かけて埋めてきましたが、米国はこれをなるべく早く表面化させて、破綻処理することで解決しようとしているように私には見えます。

 資源価格は下がりつつありますし、欧州では信じられないような安売りをする大型小売店が繁盛するなど、「価格破壊」が始まっているらしいので、資源インフレが剥落する今年の暮れあたりから欧米はデフレに入るのではないかと私は思うのですが、あんまり数理的な根拠がない類推なのでわかりません。

 円高になるでしょうから、日本の製造業はやや困難になることが予想されます。なんとかなりませんかね。オバマが勝って、公共事業を大盤振る舞いしてくれた方が、経済的にはいいのかもしれません。個人的にはマッケインに勝って欲しいけれど。

 欧米はしばらく当てにならないので、日本は内需とアジアの景気の維持を図らねばならないのだと思います。幸い支那もインドも金融が発達していないので、欧米のバブル崩壊の影響はあまり受けないでしょう。今後ドル・ユーロが安くなると、新興国が保護主義をとる恐れが高まります。だいたいこういう不況時に、関税引き上げの応酬になると、戦争が起こったりしやすいので、これだけは防がなければなりません。

 どうすればいいのかは考え中です。現在自由に動くことができるのは世界では日本だけですので、日本の政官財のリーダーの責任は重大です。何だかよくわからないうちに、日本は世界の明暗を握る立場に立たされてしまいました。

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