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2008年10月30日 (木)

よく言った!

陰暦 十月二日

 麻生総理が緊急経済対策を発表。それはまああんなものでしょうが、えらいと思うのは消費税引き上げにきちんと言及した点。日本人の生活不安を取り除き、消費を引き出すためには福祉の充実が不可欠です。安定財源がないと福祉は維持ができませんので、消費税か所得税で確保するのが適当です。

 橋本内閣の時に景気が悪化したのは、増税による増収を借金返済に回したからであり、政府が支出を減らさなければ増税をしても経済活動は縮小しません。お金持ちならともかく、庶民としては、これからは政府には医療、年金、育児、教育、公共交通機関などへの支出を増してもらった方がいいはずです。

 福祉の充実とセットならば、来年の四月から増税でも良いとすら思います。

 消費税増税に反対しながらばらまきを言う政治家がいればそれはただの嘘つきなので相手にする必要はなく、消費税増税に反対しなおかつ政府支出を絞ろうという人がいればそれはお金持ちの代弁者であり私達の味方ではありません。

 福祉の拡大と負担の拡大両方を提案する政治家が誠実で責任ある政治家です。

 これのせいで自民党から離党者が出たり、あるいは次の選挙で民主党が躍進してしまうかもしれませんが、麻生総理は動じる必要はありません。必ず最終的な勝利は我らにあります。

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

本当によく言ったと思います。
絶対に避けられないことでもありますから、ただね選挙は負けることになるだろうけどね。
福祉、雇用の拡大と税負担はセットで、トレードオフの克服という面から正しいことだと思います。

負けるにしても、今の与党で衆議院過半数は維持してもらいたいです。自民党に勝って欲しいという時点に、これで政権交代がになって消費税がぽしゃってしまったら、私は日本人の民度を信じることができなくなってしまいます。

増税が先に待ちかまえているのがわかっていてもなおかつ麻生政権を支持するという人は、ちょっとやそっとのことでは逃げないと思います。

ですから、この状態での支持率は高い確率で投票に結びつくでしょう。

麻生総理は年内解散で一か八かの博打に打って出ることよりも、日本人の民度を信じて、僅差であっても確実な勝ちを選んで勝負に出たと私は解釈しています。

あと、福祉・医療の関係者は麻生政権を支持しないまでも、文句を言ってはいけませんな。

これでなおかつ積極的に麻生政権を攻撃する福祉・医療関係者がいるとすれば、何か裏があるか知能指数を疑うべきでしょう。

「はてな」も不思議なところなんだなと思う一面をかみ締めなながら、二重の配当・・・環境税の導入(増税)によるエネルギー消費を抑制し、税収を社会保険料等の企業負担軽減措置へ補填し、雇用を増やす考え方やベーシックインカム(最低限所得保障)Wikipedia参照とワークシェアリング(雇用創出型(派遣)から雇用維持型)とは、パンとサーカスの保障へとかはいかず、何でもダメ。
後期高齢者医療制度の不思議は「扶養の廃止」についての議論が皆無の不思議。
HALTANのところで書き込みしてるけど、それにしても、「公共」の概念の喪失は既定路線なのかな!?

ローマ帝国の「パンとサーカス」の保障が受けられた人はローマ市民だけですので、実はエリートの特権だったという落ちがあったりします。

日本の社会保険の企業負担は結構高いですけれど、下げる必要はないですよね。それに保険料負担を下げても、企業は雇い人を増やす方向には行きません。

でも私の身の回りでは「負担が増えても、社会福祉が充実する方がいいのかも・・・?」という声がちらほらと聞こえてきますので、もうちょっと日本人に期待してもいいのかもしれません。

世論調査でも消費税増税についてはここ半年くらいは賛成と反対が40%づつで拮抗しています。

むしろ問題は既に年金をもらっている老人のような気が、老人はもらう額は増えないので増税は反対です。実は老人の方が公共心は低いですからね。犯罪もマナーも戦後一貫して改善し続けていますから。そのくせ投票率は高いし・・・

急激に高齢化したのに、ほとんど増税せずに官僚が努力でなんとかしちゃったのが良くなかったんですよ(笑)

90年代の早い時期に一旦社会保障が破綻していれば、給付と負担がバーター関係だと言うことがみんな身に染みてわかったのに。

ヨーロッパで社会福祉が充実したのは、一度貧富の差がどうにもならないくらい拡大して「こりゃあかん」とみんなが思ったからですよね。

ローマ帝国の「パンとサーカス」は「ローマ市民権」を有することが前提で、ネットウヨ的には「日本国籍」守れに近いものがあるのでは?ローマ市民権拡大はその後の国籍というものがどれ程「貴重」であったかというのもあります。
例えば、二重の配当・・・環境税の導入(増税)によるエネルギー消費を抑制し、税収を社会保険料等の企業負担軽減措置へ補填し、雇用を増やす考え方。EUにおける「切り離し戦略」(経済発展と環境負荷増の切り離し)
が日本に適しているかの議論もありません。
原発反対も凄いですが、電力消費を減らすなんてトンデモもあります。
相互扶助という考え、精神が年配者ほど実は薄いというのは、天引き問題を見ればその通りなんですよね。

環境に関してはトンでも科学がまかり通っていますので、一度冷静になって、きちんと定義からやり直して欲しいなと私は思っています。

金融危機で投資が不可能になって、EUでは各種の環境政策を延期しようという機運が巻き起こっているのだとか・・・

あれも所詮はEUが国際社会をかき回すための道具だったような。未だかつて温暖化して困ったことはないんですよね。寒冷化したときには例外なく人死にが出て、社会も不安定になって、光合成もできなくなり、不幸な人や動物や植物が増えますが。

以前読みました 古代ギリシア・ローマの飢饉と食糧供給 (単行本)
ピーター ガーンジィ (著), Peter Garnsey (原著), 松本 宣郎 (翻訳), 阪本 浩 (翻訳)
では、帝政前期で食糧の配給を受けられたのは、100万人いたとされるローマ市内の住民のうち、3万人程度とありました。

あれは、ローマ市民で戦争で大黒柱が戦死したとか、飢饉によって所有している農園が壊滅して上がりが来なくなった、といった没落したエリートを救済するための措置だったらしいです。

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