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2008年10月24日 (金)

ジリ貧を避けんとてドカ貧に

陰暦 九月廿六日

 米国よりも欧州の経済の落ち込みの方がひどい。これはまあ予想の範囲なのですが、落ち込み具合が予想していたよりもひどい。んでその理由がはっきり言ってわからない。

 とりあえず借金の支払いはモラトリアムでフリーズさせた上で、じゃんじゃか公共事業をブチあげて、民間部門の借金を政府債務に付け替えていけば良いだけだと思うのですが、何か見落としていることがあるのだろうか。

(1)透明性とやらを信仰するあまり、黙っていれば資金繰りが良くなって回復する会社まで正直にバランスシートの悪化を申告するものだから、潰れなくても良い会社まで銀行が貸し渋りをし、株主は株を手放す結果となり泣きっ面に蜂。

(2)欧州中央銀行の制限のせいで政府債務が拡大できないので公共事業が発動できない・・・とみんなが思っている。

(3)公共事業をやらなくても銀行への資金注入で既に政府債務が10%くらいどの国も一気に拡大、順って日本人と異なり経済的に正しく行動する欧州人は、将来の金利上昇、もしくは悪性インフレを心配して今から悲観論に染まっている。

(4)アジア通貨危機と同じことが発生している(←本命)

 (1)〜(3)から導き出される結論は円や人民元などに対するユーロやポンドの下落です。ユーロはドルに対しても下落しています。これはドルと言うよりはドルにペッグしている中東の通貨に対して下落しているという意味だと私は思うのです。

 となると、日本、中国、中東から高いユーロ・ポンドを担保?にして借りていたお金が返せなくなります。結果、銀行が誰彼かまわず資金を引き揚げ、ますます景気が悪化、それによってさらに通貨が下落、という悪循環が生じているのではないでしょうか。

 これって要するにEUと英国の外貨準備高が足りなくて世界中から不信任をくらっていると言うことに他ならない。

 いっそのこと、EUと英国は日米に頼んで通貨交換比率を切り下げた上で一時的に固定して、管理為替制度に戻った方がよいのではないでしょうか?1ユーロ=100円、1ユーロ=1ドルくらいで。勿論円とドルの持ち出し制限も作って。

 そうしないと、そのうち韓国同様に通貨防衛のために年金にまで手をつけないといけなくなって悲惨なことになるのではないかと。欧州は先進国としてのプライドなんかにこだわっている時期は既に過ぎたのではないでしょうか。

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