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2008年10月26日 (日)

戦後日本の最も長い一ヶ月が始まる(一)

 麻生総理の私邸に無許可のデモ隊が押しかけたり、秋葉原演説に妨害が出たりと、そろそろ反政府勢力の行動が国会やメディアを使用した活動から、暴力活動に移行してきました。

 小泉政権以来の自民党政権は、これまで大目に見られてきた朝鮮総連や民団を使用した反日国家の資金集めや反政府活動、農協や特定郵便局といった各種の政 府事業の周辺団体の特権の剥奪、を進めて、これら本来の役割を忘れて何も生産をせず、国や加入者から収奪をすることしか考えていない団体の弱体化に努めて きました。

 こういった社会に深く広く根を張った組織と戦うに当たっては、一度に全ての敵を相手にして戦うことは不可能です。個別撃破をしていかなければなりません。そのため自民党はまず日本のアウトローの中では一番金銭的には身ぎれいではある(あまり政府や自治体の金に染まっていない)創価学会を味方につけました。いろいろ問題はありますが、自分たちの中だけで完結していて、外にはあまり積極的には害を及ぼしていないことを評価したのでしょう。

 次に自民党はちょうど支那の共産党内部で生じていた上海閥と胡錦涛・温家宝派の権力闘争をうまく利用して、ODAを利権としていた旧竹下派と上海閥の弱体化に成功しました。その後、胡錦涛政権を支援することで支那を当面の敵から外すことができました。

 拉致問題が表面化したことにより、在日朝鮮人の朝鮮総連への忠誠心は削がれました。経済制裁によって北朝鮮は日本を舞台にして資金や軍事物資を集めることが困難になりました。

 安倍政権は自治労と教職員組合を正面の敵に据えました。労働者の地位向上に専念するのであれば、労働組合は社会に利益をもたらしますが、これらの団体は本業を疎かにし、闇専従で税金を横領して組合に隠匿したり、教師の役割を越えて子供達に偏った政治的信条を吹き込んでいますので是正が必要です。

 そのため安倍政権は自治労の中で一番デタラメなことをやっていた社会保険庁を解体しました。そして教育基本法を改正して、教師が職権を濫用して教育機関内部で政治活動することの抑制に道を開きました。

 小泉政権の間は、自民党は外国勢力と保守基盤内部の非生産的な分子を敵としていたため、抵抗活動は表面化せずに済んでいましたが、安倍政権にいたって野党の支持基盤の攻撃に戦場が移ったため、当然野党から激しい反攻を受けることになりました。

 その結果が去年七月の参議院選挙で、社会保険庁のサボタージュが問題とされたのに、なぜか自治労や日教組の候補者が多数当選するという結果になりました。この頃から民主党は労働組合内部の直接行動を容認する分子と手を握ったようで、私が住む地域でも警察や企業の許可を受けずにビラを配ったり、出入りする人間を監視する不審な団体が増えました。

 党内で反社会的な勢力が力を持ち始めたことに危機感を感じたと思われる小沢代表は、このままでは民主党が反日団体になって、政権を取ったとしてもまともな政治ができなくなるか、自民党によって徹底的につぶされると危惧し、福田総理に大連立を持ちかけますが、民主党内のまだ浸透をうけていない人達にきちんと根回しをしていなかったために失敗しました。

 これ以降、小沢代表は民主党は反社会的団体に乗っ取られたとみなし、党の中枢を相手にせず、地方組織を味方につけて実権を取り戻す方策に転換したと考えられます。この一年間の彼の行動は不可解な点が多いですが、それは彼自身が今の民主党が選挙で勝つことを望んでいないからです。

 これ以降彼は率先して最強硬の意見を提唱して反社会的分子の機先を制しつつ、企図を自分でつぶすことで、民主党内部の反社会的分子の疲弊を図り続けています。党内の敵の信頼を失わないように、しかし自民党を本気で怒らせないようにの綱渡りです。ちょうど開戦前の近衛首相の戦術に近いものがあります。さすが人が悪いだけあって今のところは近衛首相よりも上手にやっています。

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コメント

小沢さん、"左"に転向したものとばっかり思っていたのですが、アレは振りだった、ということですか?んで虎視眈々と
政権をねらっている、と。

昔2度それをやって、政権を取ったんですけど、その後すぐ失敗してるんですよね…。今度もし勝ったとしても、またすぐそうなる予感。

やっぱり仲間内から信頼されない※からなんでしょうか。

※袂を分かった人がたくさん。

民主党が最後にやった党首選は小沢対菅でした。確か僅差でしたよね。だから菅氏には含むところがあるだろうし、小沢氏も気を許してはいないと思います。

小沢氏は権力を得ることができれば政策はなんでも良いのでしょう。彼にとっては政策は目的ではなくて権力の座に居座るための手段ですから。

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