細田幹事長代表質問(冒頭部)
私は自由民主党を代表し麻生総理の所信に対し質問をいたします。
(一瞬にして目つきが変わる)
ここで予定外ではございますが、申し上げたいことがございます。
ただ今の小沢民主党代表の質問をうかがうと、一昨日の麻生総理の民主党への問いかけにほとんどお答えになっておりません!
はなはだ遺憾であり、このあと鳩山幹事長にお答えいただきたいと思います!
私が国会に初当選をいたしました時に、小沢代表はわが自由民主党の幹事長であられました。
すでに8回当選され、47歳にして史上類を見ない最高の権力を持つ自由民主党の幹事長であられました。
当時は海部総理、そして金丸副総裁等々、金丸ー小沢ラインが全日本国の政治を壟断していたと言っても過言ではありません。
私は心ひそかに当時の小沢幹事長を尊敬しておりました。そしてそれから2年後に金丸事件、脱税事件が起こりまして びっくりしておりましたところ、その直後に小沢元幹事長はわが自民党を同志とともに脱党され、そして新生党を設立され宮沢内閣を倒し、そして細川連立政権を樹立したのであります。
関係がないように言われますがそうではありません。細川内閣を設立して政治改革法案を通して、少数政党にとって極めて厳しい小選挙区比例代表制度というものを強引に通された。
それだけではありません。細川政権が発足して数ヶ月で国民福祉税、7%の消費税を導入すると発表されまして、そして細川政権はわずか9カ月で崩壊したのであります。
その後の羽田政権、羽田(前)総理も私は尊敬申し上げておりますが、その国民福祉税の関係で社会党が離脱され、 そして“さきがけ”が離脱されて、わずか合計11ヶ月で政権が放り出されたわけであります。
安倍政権や福田政権は教育改革・憲法改正その他、道路財源の一般財源化を含めまして、
前向きの政策を次々に実現され、行政改革を実現された。
しかしいわゆる「ねじれ現象」の結果、あらゆる法案を妨害する。
そしてその中で福田内閣も苦労され、一年でこの麻生政権に変わったわけであります。
まあこれ以上は申しません。
いろいろ長い経過を私なりに経験いたしますと、(小沢の)強引な政治のイメージこそが、
麻生総理と小沢党首との間の期待度の差として世論調査に明らかに表れている!
小沢さんについて行った人はいま民主党席に6〜7人おられます。この閣僚席に3人おられます。わが自民党に15人以上おられます。しかしその方々に聞いてみると、
「もう小沢政治はこりごりだ! 自由な自民党の方がいい!」と、
そういう気持ちでいっぱいでございまして、私どもとしてはそのことを大事に、 「本当に次の選挙で政権移譲をしていいのか?」 このことを非常に疑問に思っているわけでございます。
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