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2008年10月18日 (土)

米大統領選挙の行方(三)

陰暦 九月廿日 【靖國神社秋祭】

 この惨状を脱出するためには、しばらくは政府がじゃんじゃんと支出を増やし、企業の力が回復するまで公共事業で企業を保護するしかない。

 その点、オバマ候補はばらまき政策を標榜しているので、彼が大統領になれば怪我の功名によって米国経済はひどいデフレに墜ちずに済むだろう。日本で言えば小渕総理の役回りである。

 マッケイン候補はもろにデフレ政策を標榜しているので、彼が大統領になったら米国経済はデフレのどん底に陥る。しかし、議会は民主党が勝つことがほぼ確定であるので、マッケイン大統領となった場合は政府と議会のねじれ状態が続くので、大して政策は実現することなく、ズルズルと経済が悪化するだけで済むというのが彼が大統領になった場合に一番ありそうなシナリオ。

 ただしオバマ候補の実力は未知数だし、公式サイトを覗いてみても、政策に具体性がなく、公共事業にしても、デフレを防ぐための内需穴埋めの意味がわかって主張しているのか怪しいところがある。

 ここで米民主党に求められるのは、伝統的な「大きな政府路線」を突き進むことであるが、彼等にそこまでの自覚があるのか一抹の不安が残っている。

 オバマが前評判通り勝てば、経済的にはマシ、外交的には日本にとって面倒。

 マッケインがアナウンスメント効果で勝つことができれば、経済的には悪化、外交的には日米蜜月が続く

 ということになると思う。どっちにしても、今後十年くらいは欧米は経済に足を絡め取られている状態なので、民主党大統領が誕生しても、外交的には大して日本に悪さはできないと期待したい。

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