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2008年11月 4日 (火)

英国政府には隠れ借金があるそうな

陰暦 十月七日

 英The Economist誌の最新号を読んでいたらズッコケてしまった。英国の政府借金が増えているという記事で、銀行救済によって政府債務がこの数ヶ月でGDP比5%急増して、労働党政権が健全な範囲としていた40%を超えてしまったということだった。

 しかし、この記事によると、英国は年金とか病院とかの社会保障その他の仕事を政府の外郭団体に委託していて、それらの団体が持つ借金は民間部門の借金として計上されており、これをもし政府債務として計算すると、政府債務は一気に二倍になるということだった。

 なんじゃそりゃあ

 やっぱり欧米のエリートのいうことは信用ができないな・・・誰だよ英国が財政的に健全になったなんていったのは。中曽根内閣から小泉内閣まで続く日本における政府事業の民営化では、事業から借金を分離して、借金を国側で管理することで、事業の存続を図りましたが、サッチャー政権は結局借金を国から分離して民間会社に押しつけることで隠しただけだったのか。

 サッチャー政権の誤魔化しを真似しなかった土光臨調は立派だったのだなといまさらながら感心しました。

 こりゃ米国も他の欧州諸国も似たような方法で相当な額に上る政府の借金を隠していると疑った方がいいでしょう。英国同様に現状の倍はあるとみなしておいた方がいい。

 あと国家機密?をよくまあThe Economist誌がばらしたものですが、こりゃきっとIMFから金を借りる準備で国のバランスシートの総浚えをしているものと見た。やっぱ欧州についてはIMFの手が入るまでは日本は手を差し伸べてはなりませぬ。どんな借金が隠れているかわかったものではない。とんだ火傷を負わされるでしょう。

 それにしても世界に冠たる英国や北欧の年金の実態はどうなっているのか薄ら寒い気がしてきました。今回のバランスシート総浚えが終わったら、欧州の年金は消えてなくなるんじゃなかろうか?

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