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2008年11月 2日 (日)

山手線一周の旅(一)

陰暦 十月五日

 昨日は東京見物をしてきました。

 まず新宿から山手線外回りに乗って池袋に、三越のFortnum & Masonで紅茶を買いました。私は紅茶はFortnum & Masonが一番美味しいと思っているのですが、近ごろスーパーで見かけなくなってしまいました。インターネットで検索した結果、池袋三越にお店を出して いることがわかりました。

Fortnum & Mason JAPAN

 それにしても、値段が目の玉が飛び出るほど高い。125gで3,000円てなんだよ(- -;数年前までは125g1,200円のお茶ッ葉も出していたのに。Fortnum & Masonは高級志向に専念することにしたのでしょうか。これではDarjeelingとNilgiriとCeylonを揃えるのは無理なので、一番ポピュラーなRoyal Blendの250g缶を買い、これをベースにして、もうちょっと安いSt.Jamesで茶葉を揃えてブレンドすることにしました。

 次は上野で降りて国立博物館の大琳派展を鑑賞しました。慶長年間に京都の色彩芸術を復興させた本阿弥光悦。俵屋宗達そして元禄年間に光悦と宗達の継承者を自認して絵画と陶芸を磨いた尾形光琳・乾山兄弟。そしてさらに百年後の文化文政期に琳派の芸術に憧れた酒井抱一と鈴木其一の代表作を一堂に会した十年に一度あるかないかの大展覧会です。

 まず入り口右手の萩の屏風絵がいい。平家納経を納めた櫃もシックでいい。そしてやはりなんといっても俵屋宗達の風神雷神屏風です。誰もが教科書で一度は見たことがある絵です。近ごろはテレビのCMにも登場しました。力強さ、躍動感、斬新な構図、絶妙な間、ユーモラスな表情、どれを取っても最高です。あの絵はマンガに通ずる物があるように思います。

 尾形光琳や酒井抱一も宗達に倣って風神雷神屏風を描いているのですが、二番煎じなので数段劣ります。

 養源院の着色杉戸絵のデフォルメもすごい。現代アートやキュービズムに勝るとも劣りません。養源院は浅井三姉妹の長女の淀殿が両親を供養するために建てた寺で、一度消失しますが末娘で二代将軍秀忠の正室になった崇源院が伏見城の一部を移設して再建しました。いわば浅井三姉妹の思い出が込められた寺院です。重源による東大寺再建と、養源院に込められた浅井三姉妹の思いの二つは、日本仏教史の中でも珠玉のエピソードであると私は思っています。

 あと気に入ったのが酒井抱一の夏草図屏風、風が感じられます。鈴木其一の郡鶴図屏風と水辺家鴨図屏風も端正でありかつどことなくユーモラスな観があってよかった。

 晴天に恵まれ家族づれが多かったです。本物は子供にもわかるようでしきりと感嘆の声を上げていました。それと動物の絵が多かったのも子供には受けていたようでした。

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コメント

紅茶嗜むんですね。茶器とかにもこだわりがありそう。

茶器はこだわりたいけれどお金がないです。

紅茶はあんまり深くは考えずにいろんな所のを買って試していたらFortnum & Masonにたどり着いた感じです。

緑茶も御茶屋さんで買えば美味しいことはわかっているのですが、何せ飲む量が紅茶とは比べ物にはならないので、紅茶の四分の一くらいの値段で我慢しています。

こうしてみると・・・同年代と比べたら結構お茶を飲んでいるかもしれませんね。だって、高めの茶葉でも自分で煎れれば、毎日ペットボトルを買うよりは結局安上がりなんです。

そういえば保守系左派さん、ローマの穀物配給ですが、受給資格者ではなくて受給者だったと思います。

百万人のうち、受給者が三万人ですから、考えてみればかなり受給率は高いですね。

都市に移住すると言うこと自体に、生活保護を受けることに近い意味合いがかつてはあったのかもしれないと思いました。私の思いつきですけれども。

ペットでの購入は結構お金かかるんですよ、
馬鹿に出来ません。コンビニ弁当買ってお茶買ってすると、店で食べた方が安く済むので、自炊が一番です。「健康で文化的な最低限度の生活を営む」ことが、身体と財布に一番やさしいんだよね。

 ローマ市民権(完全市民権)は国政選挙権を有し、控訴権も持つことも大きいけど、兵役の義務も負う。
 権利の行使を円滑に行うためには、生活の保障が必要である。完全市民権者=受給者は30,000じゃないのかな?
 ラテン市民権(不完全市民権)国政選挙権、控訴権は無いが兵役の義務はある。
 ただし前二者は直接税は免除。
 前二者以外の市民権を持たない市民は、直接税を払う義務を持つ。
 
 例えば、日本の都市と地方の一票の格差解消問題は、人口差問題だよね。地方分権で都市市民の満足度を満たすために、地方から「国政選挙権」を取り上げる。地方市民は「地方参政権」に限定し、国政参政権の無い「ラテン市民権」化する。

東京、名古屋、大阪、福岡の市民にノーブルオブリッジメントの精神があふれていればそれもいいかもしれませんが、現状はどうでしょうね(^^;

都市への人口集中と農業の大規模化が進んで、農村人口が3%くらいまで下がってしまったあとに残った、農業の大規模化が不可能な山間部や離島の住民は全員「環境保護公務員」と言うことにして官費で養うのもアリなんじゃないか、と私は考えています。

農業の大規模化が不可能な山間部や離島の住民は全員「環境保護公務員」については、有難いですね。ただコンパクトシティ構想は、消費者を拡散させることは望んでませんし、外縁部に税を投入することは都市市民が絶対認めないでしょうね。(笑)

屯田兵みたいな位置づけにできないでしょうか。それか営林署ならぬ、営棚田署とか営漁署とか。

離島はこのまま放置しておくといつの間にか大陸から移民というか難民が勝手に住み着きそうだし、山間部も盗賊の棲家になりつつあります。山間部の方が都市よりも空き巣が多いんですよ。

日本に忠誠を誓った移民を積極的に僻地に住まわせてしまうという手もありますが・・・

人の手が入らないと自然は荒廃するということを都市住民が理解してくれればいいですけれど、そこのところをわかってくれる人は少ないんですよね。

江戸時代もものすごい山奥は天領が多かったです。飛騨とか十津川とか。天領というのは年貢が安いです。

環境の保護と反社会的な集団の根拠地になることを防ぐために免税の特権を与えていたと言えると思います。

山間部に経済的に自立しろというのは酷だと思います。江戸時代にも無理でしたから。

ただし、官費で養う、もしくは大幅な負担軽減地区にしてしまうには、今少し人数が多いと思います。

「中山間地域」「限界集落」問題については、自分は。「左思右想」さんや「一本足の蛸」さん、「郷愁エントランス 」を巡回してます。

実際、屯田兵(軍屯じゃなく民屯)は、戦後の満州引揚者達の受け入れ先として、中山間地域への受入れ、開拓をさせたわけです。
農業奨励として、「米」を作付けさせ生活を安定させるために「米価」を政府が管理しましたし、林野開発と農地開発で農業土木予算が組まれますが、これが批判されるんですね。バラマキと。満蒙開拓者達の受け入れ先としての、開拓の歴史は「農業だけでは食えない、出稼ぎ労働とセット」の生活でした。つい90年代まではそれで生きてきたのですが、82・3年の牛肉・オレンヂを象徴とする「国産農業の排斥、安い外国産農産物受入れキャンペーン」が始まりまり、減反、転作を余儀なくされるんですね。彼らの故郷は二度消滅する危機に瀕しているのです。

なるほど、本来は中山間地域の農民は稲作には拘泥していなかったはずなのですが、山奥なのに稲作に頼る農業ができてしまった背景にはそのような事情があったのですか。

なかなか難しいですね。

従来からの山間部の住民と摩擦はなかったかが気になりました。

日本人も軍隊で白米主体の食事に染まる前は、芋・雑穀・肉で栄養をとっていましたので、いまくらいの米の摂取量が従来からの日本人の標準的な摂取量だったのではなかろうかと私は推測しています。何時か栄養学の本でも読んで確認したいと思っていますが。

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