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2009年1月30日 (金)

疑惑のコングロマリット

 西松建設、山田洋行、青山・渋谷の地上げ事件、簡保の宿払い下げ、どうやら一連の事件らしいことは私でも分かる。ちょこちょこ検索すると、どうもライブドアの役員変死や人材派遣会社グッドウィルの倒産も繋がりがあるらしい。

 かなりの規模で裏金を作ってプールしていた人たちがいるようだ。ひょんなところでひょんな人が顔を出したりして、ということは多くの事件があるようで、実際に本格的に関わっている連中はごく少数なのだろう。

 財界人は個人で事業を始めるときに、こういう変な連中と関わりができるようだ。そりゃ裸一貫の人間に金を預けてくれるような人は少ない。銀行から融資を 受けようとすると、色々うるさい。返すのも大変だ。けれども、こういった裏金で潤っている人なら、うるさいことは言わない。けれども、あとから骨の髄まで しゃぶられる。

 これらの怪事件が最終的に政治家まで到達するかどうかは分からないが、こんなものを許すわけにはいかないので、麻生政権にはなるべく粘ってもらって、可能な限りこの闇を洗い出して欲しい。

 去年の11月頃から、メディアが執拗に麻生政権を倒そうとしていたのは、検察がこれで動いているのを察知して恐れたからなんでしょう。西松建設があげられたのを契機に、麻生政権へのいわれのない攻撃がぴたっと已みました。

 ところで簡保の宿の払い下げですが、日本郵政の西川社長が怪しいのはもちろんなのですが、安く払い下げを受けて儲けるはずだったオリックスも、おそらく金融危機でそれどころじゃなくなったのではないでしょうか。オリックスが黙っているのは、払い下げ中止が渡りに船だったからではないかと。さらに穿った見方をすると、オリックス側から政府に「買うのは無理だからなんとか破談にしてくれ」と頼んだのではないかと推測できます。多分これで自民党政権にはダメージがいかないことが確定できて、財界には恩が売れたので、一斉検挙につながったのではなかろうか・・・

 一連の事件に出てくる犯罪の手口は、経路は複雑だけれどごく単純。お金をいくつものトンネル会社を通してたらい回しにしていく。トンネル会社を通るときに、お金は増えたり減ったりする。ちょうどバケツリレーでバケツから水がこぼれるように。出口と入り口の間には、一見すると連関がないが、複数の事件で同じトンネル会社が使われている。トンネル会社は役目を終えると倒産する。

 そのこぼれた水がどこに行っているのかが分からない。一つ一つの取引でこぼれたり足されたりしたお金は数十万円でも、日々行われているこのようなお金のやりとりで積み上がったこぼれたお金は巨額に上るのだろう。マネーロンダリングの古典的な手法だ。

 それが最終的にどこに流れていくのが、つまりプールの中でグルグルとバケツリレーをやって、こぼれたお水がプールの中央に集まっているのだと思われるのだが、プールの詮がどこであるかはまだ報道では出てこないので私も分からない。ヤクザなのか財界人なのか政治家なのか、素人があんまり首を突っ込むとやばそうである。

 経路は複雑だが単純なので丹念に取引を追えばかなりのところまで実態が判明すると思われる。入り口と出口がドジを踏まなければ、司法が踏み込むことができない仕組みになっている。しかしどうやら脱税がバケツリレーの原資になっているようで(西松建設の外為法違反も一種の脱税)、脱税から入り口が今回一斉検挙された。

 出口は一体どこなのだろう。西松建設が作ったお金は20億円、青山の地上げ屋も20億円の脱税をしていたらしい。他にもあるのかもしれない。数十億円ものお金を一体何に使ったのだろう(使うつもりだったのだろう)。

 出口はきっと「俺は知らなかった」でシラを切り通すのだろうが、複数の事件で同じ人が最終受益者だったとしたら、果たして知らなかったですまされるのだろうか。

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