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2009年2月26日 (木)

$2兆の財政赤字ぐらいでガタガタぬかすな

陰暦 二月二日

 日本のテレビ局がオバマ政権の大盤振る舞いを好意的に取り上げている。同じ公共事業も米国がやれば有効な景気刺激策で、日本がやれば無駄遣いですか、ああそうですか。麻生政権の経済対策を非難するのなら、オバマ政権の政策もくささないと辻褄が合うまいて。

 この国のマスコミは一体どちらを向いて仕事をしているのやら。

 しかしオバマさんも苦しい、どうも最近私が応援する政治家はどんどん国民から人気がなくなるのだが、御多分に漏れずオバマさんの支持率急降下中。一ヶ月 で80%から69%まで落ちたそうな。米国は実質成長率と名目成長率がこの前並びました、おそらく09年はデフレになるでしょう。家計が積み上げた債務を 軽減するには10年かかります。急いで返済しようとすると、経済はもっと縮小します。ダラダラと時間をかけて返していくしかない。

 ごまかそうとしたところで、米国の信用の天井が低いままなのは変わりませんので、1970年代の英国のストップアンドゴー政策の再現となって、むしろ長期的な成長率は下がるでしょう。

 さて米国はデフレに耐えられるか?オバマ政権が財政を4年間で健全化させると言っていますが、これは無理です。なぜなら今回の金融危機がなかったとして も、レガシーコスト(大企業向の年金と健康保険への補助金)によって連邦の財政はベビーブーマーの大量退職が始まる2010年以降は大赤字になることはもう十年前からの決定事項だからです。

 増税しない限り、金融危機がなかったとしても2012年頃には財政赤字はGDPの10%を越えます。赤字は今後増える一方です。今回の大盤振る舞いをもって しても、経済は目に見えては回復しません。それほどデフレギャップは大きいのです。というわけで2010年の中間選挙は共和党が躍進してしまうでしょ う。 

 2012年の選挙のテーマは、大企業の年金と健康保険の水準切り下げと増税になります。共和党は無責任にも、レガシーコストを棚に上げて財政赤字が解 消しないのはオバマ政権の経済対策の無駄遣いのせいだと攻撃するでしょう。

 オバマ政権は財政赤字がこの4年間は毎年GDP比20%超であり続けるということを前提に今後の戦略を立てていくべきでしょうね。一年で景気が回復するなんて甘い見通しを立てていたら、来年以降は政権は大混乱に陥ります。2012年には米国の政府累積債務はGDP比120%を超えると思います。それでも私は米政府は財政出動をやめるべきではないと思います。

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コメント

はじめまして、mariaと申します。私も、日本の報道姿勢に対して疑問があります。
現在、偏向報道に対する署名運動が、オンライン署名サイト「署名TV」で行われています。

気が向きましたら、ぜひご参加ください。

mariaさん初めまして

かつてのマスコミは偏っていながらも国に致命傷を与えるようなことはしなかったものですが、今はその一線を越えています。

なんとかしなければなりませんね。

マスコミに追従している方に武部元幹事長がいます。
この方、景気回復、雇用、等々の問題で、大した知恵を示してくれるわけでもないくせに「麻生は自民党総裁を辞めろ」の連呼のようですね。

国民生活を思うなら選挙なんか後でいいから、景気回復、雇用確保へのさらなる対策、取り組みが緊急課題だと思いますけど。

僕もべっちゃんと同じく、麻生総理は良くやっていると思うよ。
実は、武部元幹事長の発言こそ景気回復、雇用確保への取り組みの足を引っ張っているのでは。

すみません、名前書き忘れました。

武部氏は株の空売りでもしているんじゃないですか(笑)

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