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2009年2月 2日 (月)

歌会始の感想

陰暦 一月八日

 今年の歌会始の召人は谷川健一先生だったのか。在野の学者のイメージがあったので意外でした。

 なんで今頃になって歌会始かというと、半月前の神社新報を読んでいるからです。この新聞には別に速報性は求めていないので、ついつい読むのが延び延びになって、どうしても溜めてしまいます。

 んで歌ですが、今年の歌は出来が悪かったと思います。これは題材が悪いのだと思います。「生」なんて漠然とした題材ではさぞかし読みづらかっただろうと思います。また今年はわかりやすさを追求したのか、現代語が多く使われているのですが、そのせいでかえって歌が不自然になってしまいました。下手に素人に媚びない方がいいと思います。

 私は今の皇室の中では秋篠宮様と宮妃が一番歌が上手だと思っています。でも二人とも今回はあんまり面白くありませんでした。秋篠宮の歌の下の句は「生活求めて(せいかつとめて)」ではなくて「生を求めて(せいをもとめて)」の方がいいと思います。そもそも「生活」という言葉は現代語なのだから、それと古語の「とめて」を組み合わせるのは合いません。それならばいっそ「せいかつをもとめて」にするべきです。宮妃は私は皇族というのを抜きにして、歌人としてやっていく才能があると思っているのですが、今回の歌は普通の歌でした。

 天皇陛下と皇后陛下ははっきり言って和歌は下手だと思います。王者の風格だとか慈悲深さがなんたらとかいって毎年褒めている人がいますが、別に天皇だからといって芸術で甘やかす必要はないと思います。天皇陛下は現代語で文章を書いてからそれを歌に直しています、これは芸術が苦手な理系の人がやる手です。この人は根っからの理系人間なのだと思います。

 皇后陛下は言葉遊びを組み入れるのが上手です。この人が詠む歌には意味を求めてはいけません。口ずさんで語呂の良さを楽しむようにできています。ご本人も「言葉遊びが好き」と言っているので意識してやっていることだと思います。

 両陛下の歌を和歌の先生のところへ持っていけば赤点だと思いますが、二人とも下手くそなことや、変わった感性を持っていることを隠さずに堂々と歌っています。そこに味があると思いますので、私は両陛下の歌は下手だと思うけれど嫌いではありません。

 皇太子様の歌は毎年私小説みたいでみみっちいのですが、これはこれで味があります。同人誌の世界などでは喜ばれるタイプの歌ではないかと思います。皇太子妃の歌はガラスのように繊細で触ると砕け散ってしまいそうな感じがします。ということは代作ではなくて多分自分で詠んでいると思うんですよね。自分がでていますから。

 というわけで皇室の六人の歌はそれぞれ性格がでていて大変に面白く、私は歌会始を毎年楽しみにしています。(戦前にこんな文章書いたら間違いなく不敬罪でしょっぴかれているだろうな(^^;)

 散々に他人の歌をこき下ろしておきながら、私は和歌は詠めなかったりします。皇族の皆様ごめんなさい。あと、選歌はいつもよりも秀作が多かったと思います。特に山形の木村さん、栃木の阿久津さん、千葉の出口さんがいいと思いました。

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コメント


陛下の和歌をを悪く言うのは許せない。
そんなことを言うあなたは陛下の気持ちを何にも
わかってないですね。
あなたの人格と感性が赤点です。

陛下は体調が悪いのに、ずっと国民の心配をされているんですよ。
それに、和歌に上手い下手はないんです。
反省してください。

天皇陛下だろうが何だろうが技術的に下手な歌は下手な歌です。芸術を嘗めてはいけません。芸術の前には天皇陛下も平民も平等です。

それに技術的に下手だけれど素直な気持ちが表現されている良い歌だと言っていますよ。

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