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2009年3月11日 (水)

日米土三国連合

陰暦 二月十五日 【涅槃会】

 これまで見てきた通り、米国の財政は非常に厳しい状態にあり、これから軍事費は削減を余儀なくされます。これは米国は東西両面で作戦を遂行できる軍事力をずっと維持してきましたが、これが今後は不可能になることを意味します。

 従って米国は世界システムを維持するために、各地域の同盟国に治安維持の権限を分遣する方向椅子住むでしょう。

 国力と地政学的な位置からいって、その同盟国は日本とトルコになるはずです。オーストラリアは人口が足りませんので無理です。インドは外に兵隊を出す余裕がありません、内乱さえ発生しなければ御の字だと米国も思っているでしょう。英国は破産しましたので問題外です。

 西太平洋とインド洋のシーレーンの防衛が日本に、中東とカフカスというチョークポイントの防衛がトルコに任されることになります。

 そういえばいつのまにかイラクやパレスチナでテロリストが活動しなくなりました。バブルが弾けて湾岸諸国のお大尽が金をすったので、谷町がいなくなったからでしょう。そうすると、人口が多く、教育水準が高いトルコやイラクが強くなります。トルコとイラクでモータライゼーションを起こすことができて、湾岸諸国のお金がテロリストではなくてトルコやイラクに投資されるような流れができれば中東は安定すると思います。

 日本はいずれインド洋の防衛を担わなければならないとはいえ、これは八年後の話です。オバマ政権の間は米軍はアフガニスタンにかかりきりになります。米軍は二正面作戦ができない状態なので、いかに北朝鮮を押さえるかにオバマ政権の世界戦略はかかっています。

 北朝鮮を手懐けるのも一つの手で、私も民主党政権だから飴でいくのかと思いきや、後期ブッシュ政権の宥和政策からは一転して、オバマ政権は日韓と協力して北朝鮮封じ込めに向かいました。これの理由についてはまだ分析中です。

 日米としては、オバマ政権の間に北朝鮮問題を解決して、自衛隊の負担を軽くして、日本が西太平洋とインド洋の防衛を分担できるように持っていかなければなりません。北朝鮮を干すこととは乃ち、日本国内の裏の世界の金の流れを洗い出すことを意味します。

 また、八年後にインド洋の防衛を分担するためには、四年後には海上自衛隊の増強について国民的な合意を得て装備の拡充や法整備を始めなければなりません。従ってこれから四年間で政治は国民から信頼を取り付ける必要があります。そのためにも社会保障の立て直しは欠かせません。

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