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2009年3月 5日 (木)

むしろ怖いぐらいです(^^;

陰暦 二月九日 【啓蟄】

 冬になったらやってくる軽い鬱と、風邪のせいであまり元気がでなくて長文が書けない状態が続いています。

 

尖閣諸島に安保条約適用、米国務省(讀賣新聞)

 すごいな、オバマ政権はもしかしたらブッシュJr.政権よりも親日なんじゃないのか?

 短期的にはアフガニスタンへの日本の関与を期待、長期的には中共との対決を見越しているのだと思います。それになんといっても米国はこれから財政が大赤字垂れ流しになりますので、軍事予算が取れなくなります。

 となると日本としても内政にお金をかけられる期間はもう数年しかありません。軍備は十年くらいで入れ替わりますので、オバマ政権の時に軍事予算を削ったツケは2010年代後半にやってきます。日本はそれまでに内政の問題を片づけて、国防に資源を導入できる体制を作っておかなければならない。

 そのためにはまず国を守ることは国民の利益になるとい共通認識を作っておかないといけないと思います。西欧で愛国心が強いのは、福祉が充実していて、国民が国から利益を引き出せるからです。それなしにイデオロギーだけで国民の協力を引き出そうたって無理な話です。安倍政権の失敗はそこにあると思います。順番を間違えたんですね。

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経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

お見舞い申し上げます。大丈夫でしょうか?

オバマ大統領は就任前の演説で核兵器を根絶やしにするといっていました。
核兵器、これ、米国経済には相当堪えるようです。
核保有国は今や、アメリカとロシアだけではなく、様々な国に広がっています。おのずと警察国家アメリカの負担が大きくなってしまいます。面子があります。

核兵器を持たない宣言をしている国もありますが、オバマ大統領としてはその波を広げてもらいたいのだと思います……。これ以上核保有の負担が増えては苦しい。

恐れているのは北朝鮮に影響されての韓国の核武装、日本の核武装でしょう。中国が核武装、結果的にロシアが、そしてアメリカの核武装負担がさらに増えます。

世界での日本の役割もみえてきたように思います。
アメリカを救う為に、憲法第9条の精神を世界に広める事かと思います。

第二次大戦後に出来た日本国憲法第9条は戦勝国アメリカのアジアでの負担を大幅に軽減したと思います。

日本が正式に軍隊を持たない事は、
アメリカでは美味しい思いをしたし、資源のない日本も美味しい思いをしたのではなかろうか……・
利害の一致。麻生総理の祖父吉田茂もたいしたもんだと思います。

昭和戦前の首脳は日本での資源不足に窮して、南方に出て行きましたが。

でも、資源のない日本は、吉田茂がいなくても結局は今の形(正式な軍隊は持ちません)になるのが運命だったように思います。

軍事負担が過ぎれば、革命が起きていたかもしれない。

さて、しかし危機意識を持つ事は必要です。
護憲派が多いことが望ましいかもしれないけど、国会議員の中にも改憲派は1/3未満で必要でしょうね。

 米国は日本とドイツが生産力過多の状態であり、市場を提供しないことには、再び対外膨張を志向するであろうと大戦中から分析していました。

 そのため、日本には東南アジア、ドイツには西欧をその生産品を売り捌く市場として与える、しかしそれらの地域の防衛は米国が受け持つという戦略を作りました。

 なんだか日本とドイツだけが得をして、米国は持ち出しのような話ですが、そのかわり米国は日独を兵器敞として確保することは忘れませんでした。

 1960年代以降、米国の製造業が衰えて純輸入国となってからは、両国の巨額な貯蓄は米国の財政赤字・貿易赤字をファイナンスする役割を果たしました。戦後20年間は米国は持ち出しでしたが、その後の40年間は、このように日独の国防を肩代わりすることは米国にとっては十分に割りの合う話でした。

 ただ、米国がこの先さらに財政赤字が拡大することが見えている今、この世界システムがこのまま維持できるかどうかは検討課題だと思います

 軍事負担が増えたら日独で赤色革命を誘発すのでは、という危惧は戦後の米国も持っていました、菊池さんはなかなか良い線をいっています。

 米国は冷戦最前線の日本とドイツの国民にはずっと飴を与えて西側陣営に引き留めようと骨を折ってきました。

 核武装をすれば手っ取り早く日本が自立して米国の極東における負担が減るのですが、核武装は色々と考えなければならないことが多いのも事実です。

 もう一つの方向としては、海上自衛隊を強化して、西太平洋とインド洋の防衛を日本に肩代わりさせるのがあります。こちらはドラスティックな変化を伴わないので、現在の世界システムの延長上に作ることができます。

 問題は支那の人民解放軍が日本の軍備増強を認めるかどうかです。支那は帝国陸軍に散々やられましたので、陸自の増強はしない、空自も極力増やさない、ということを確約すれば、あるいは納得してくれるかもしれません。

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