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2009年5月26日 (火)

あくまで宮廷内の権力闘争

陰暦 五月三日

 時事ネタにはできるだけ反応したくないのですが、ことが核ですから、これもひとつ言っておかないといけないので書いておきます。

 支那の政治家は軍事的恫喝には滅法弱いから期待しちゃ駄目です。これはもう春秋の昔から変わらない彼等の習い性です。理由は

  1. とにかく戦争が苦手
  2. 軍備増強なんかしたら軍人に権力を握られてしまう

 これに尽きます。特に「2」は日本人が見落としがちな点です。中共政権が最も恐れているのは、軍閥が自立することですので、なんであれ軍人が表に出てくるようなことはしたくないのです。高級将官が海外の軍人と周辺事態の解決のために協力するなんて悪夢でしょう。そこから共産党支配が切り崩されることは火を見るよりも明らかだからです。軍閥と外郭勢力との連携は支那の王朝が崩壊するときに必ず生じる現象です。

 中共は最早北朝鮮には逆らうことができない、と言う前提で物事を進めるべきでしょう。

 ついでにいうと金正日には親から受け継いだ国家を自分の代で潰したくないということしか頭にないと思います。ただし動機は可憐でもやっていることは迷惑千万で到底容認できるものではありませんけれど。

 おそらく中共は、権威主義国家としてはかなり軍備が軽い部類にはいると思います。人民解放軍は頭数だけは立派ですが、どこまで有効な軍事力なのかよく分かりません。日本同様に、支那の国防はかなりザルな状態なんだと思います。北朝鮮に本気で攻め込まれたら、満洲は持ちこたえられないのだと思います。

 陸の守りの不備を、機械がそろえばかっこがつく海軍で誤魔化そうとしているという、七十年前のどこかの国みたいなことになっているのではないでしょうか。

 というわけで、中共としてはここで、北朝鮮の首に鈴を付ける役割は絶対に引き受けたくないんです。その先に見えるのは軍拡で、これはレーガン政権がソ連を嵌めた手だからです。中共は(真の意味での)軍拡をするくらいなら、満洲を手放すことも辞さないと思います。科挙官僚の思考パターンでは必ずそうなります。

 何度も言いますように、そう遠くないうちに中共は満洲と華北の防衛が困難になって、旅順要塞に国連軍が進駐し、中共は鄭州に遷都すると思います。ただしそうすると日本国内に必ず大陸進出論が出てくると思います。これこそが亡国への第一歩です。北朝鮮は南下ではなくて北上する形で東アジア不安定化への引き金を引くことになります。みなさんが危惧しているのとは別の意味で私も北朝鮮の身勝手な行動が起こす重大な結果に危惧を抱いています。

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