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2009年6月26日 (金)

東国原知事と橋下知事は何かをしましたか?

 宮崎県の農作物の販売が多少上向いたかもしれませんが、それ以外は何もしていないはずです。宮崎県の財政難は何も変化していません。

 http://bizplus.nikkei.co.jp/colm/harada.cfm?i=20090305c3000c3&p=2
 これによると、橋下府知事は歳出削減が大阪府の経済を悪化させたとして、これまで削って建設費などを増額したそうです。結局元に戻ったということになります。

 両者の功績は、マスコミが県政(府政)に対して不利益な報道をしなくなったと言うだけであって、彼等がなにか県(府)に変化をもたらして改善させたわけではありません。何も変わっていません。

 このように、マスコミ受けはいいけれど、実務担当能力がない人を権力者に据えると、マスコミは好意的になって、市民も何となく問題が解決したような気になってしまいますが、実際には何も起こらず、借金は増え続け、社会保障も疲弊化するだけです。むしろ有害ともいえるでしょう。

 東国原知事にしても橋下知事にしても、自治体の歳出削減では問題は解決せず、国か自治体が増税をして、行政サービスを改善し、不足した需要を肩代わりするしかないということが分かってきたのでしょう。

 それで、結局何もできなかったことを覆い隠すために、県民(府民)の不満を国政に向けようとしているわけでこれは姑息です。

 

あるいは両者とも「このまま二期目に入っても自治体の経営難は私には解決できないので、票を手土産にして国政に逃げよう」と考えての発言かもしれません。

 しかし、こういうしがらみのない人たちこそが、増税が必要だということ、あるいは大都市から地方への所得の移転が必要だということを国民に説いてもらいたいです。もう十分に栄華は極めたのですから、自分たちにしかできないことをやって、日本という国に貢献してもらいたいです。それで次の選挙に落ちても芸能人としてはまだまだやっていけるでしょう。

 国民も、芸能人から政界へ転身した人が、じゃあ実際に我々に何をしてくれたのか、彼によって何かが改善したのか、もうすこしまともに考えるべきでしょう。これは非常識に若い首長とか、同じ経歴の男性だったら当選はしなかっただろう女性政治家などにもいえることです。やはりある程度の法律や政治経済に対する知識・能力は必要だと思うのです。

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コメント

僕は橋下知事はよくやっているとおもいます。

流石破産や会社統合も扱ってきた弁護士で、しかも自分で事務所を経営していたわけだし、他のタレントと同列に扱うのはちょっと無理だと思いますよ?

大阪の一番の問題は経営難だったわけで、ちょうどハマリ役だったんです。ノック知事で失敗し、太田知事がなにもせず、座して夕張化を待つだけだった大阪府の財政問題に大なたを振るい、11年ぶりに赤字脱却という結果で見事答えたわけですから。


どうも関東では橋下さんの過激な発言ばっかり取りあげられるようですが、関西ではちゃんとその背景やら意図がニュースで流れていて、良い感じの議論喚起になっています。

下の記事は雑誌フォーサイトからの抜粋ですがこのへんの事がよく書かれてますよ。

http://yuumiya.blog40.fc2.com/blog-entry-233.html

投稿: NMR | 2009年6月26日 (金) 12時41分

 会社を建て直す手腕は橋下知事にはあるんだろうなと思います。それが質実剛健を好む生粋の大阪人には受けているのだと思います(本物の大阪人って生真面目ですからね、関西に住んでいてよく分かりました)。

 しかし、それが政府や自治体の運営に役立つかというとそうとも限りません。

 今の日本は、恒常的な需要不足状態です。誰かがお金を使わないと、貯金に金がどんどんと吸収されて経済が縮小してしまいます。

 今まで土建癒着とさんざ言われながらも政府・自治体が公共事業を繰り返していたのは、何よりも恐ろしいデフレを防ぐためでした。

 だから長野や大阪みたいに公共事業を削る、あるいは行政の無駄を減らして赤字を減らすと、お金を使ってくれる人がなくなりますので、返って経済が悪化します。

 新自由経済主義者の言い分では、政府が使わなくなって剰ったお金を優秀な人が新しい事業を興すために使ってくれるはずでしたが、結局彼等は国内では金を使わずに海外で運用しただけでした。

 日米英のような先進国で政府を効率化して縮小させても庶民にはいいことがないんです。

 それに気がついたから橋下知事は今年の予算では公共事業を増額したのでしょう。

 麻生さんが初め熱狂的に支持されたのに、急に支持を失ったのは、経営者だから政府をリストラして効率化してくれると多くの人が思っていたのが、政府を拡大化する方向に進んだからなのですが、麻生さんは政治と経営の両面を知っていたので、人に仕事を与える国の役割がよく分かっていたから、不評になると分かっていながら、大きな政府に梶を切ったのです。

 日本院全員が節約すれば世の中がどうなるか考えてみればいいのですが、日本人のこの節約信仰はなかなか強靱で、打ち破るのは難しいです。

 小泉政権の時になまじ欧米のバブルのお陰で輸出振興による経済回復が成功してしまったのがまずかったですね。

投稿: べっちゃん | 2009年6月26日 (金) 17時36分

東国原さんに総裁なんてやってもらいたくないなぁ……。
と国会議員の大方は思う筈なんですがね。
本音を語らせたら。

武部元幹事長の大歓迎ぶりは何なんですかね。
「東国原は麻生よりはましだ」と本気で考えているのだろうか?
武部さん、いったいどうなっちまったんだ?
と思ってしまいます。

広告塔にするにしても、ある程度は試練にぶつかる経験をされている人でないと、担く気は興らないですね。
苦労人だからこそ、任せる気になるものです。
人気があるからだけで支持するのもどうかな?と……。

党内や閣僚の要職に歴任して様々な矛盾に苦しめられて来た浅生さんと時流に助けられて来た東さんとは、国難、が襲ってきた時のやる気・実行力に差が出てくると思いますよ。

東さんは、先ずは宮崎県知事を任期まで一生懸命やられた方がいいでしょう。
段階を葺く事も勉強です。

投稿: 菊池 | 2009年6月28日 (日) 17時31分

失礼。

段階を葺く事も勉強です。
ではないですね。

段階を踏む事も勉強です。
でした。

投稿: 菊池 | 2009年6月28日 (日) 18時00分

 あの一連の動きはちょっと私も良く分からなかったです。どういう結果になるか分からない古賀さんではないはずですから。

 民主党の岡田幹事長がここ数日、妙にしおらしかったり、どうも最近の政界の動きの意味するところは私も読めません。

 東国原知事は、菊池さんのおっしゃる通り、まず一期務めてからでしょう。橋下知事にしても同様です。この二人は両方とも、民主党のいうところの"地方分権"が全然地方の利益にはならないことが分かっているようです。

 地方の振興のために必要なのは、中央政府の増税と地方交付税の増額です。それと交通網の整備です。都道府県知事の総意は麻生政権の継続でしょう。そこら辺のところ、スター知事達に奮起を促したようにも見えます。「お前等このまま民主党政権が誕生したら、困るのは自分達だと分かっているのか?」と。

投稿: べっちゃん | 2009年6月28日 (日) 22時06分

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