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2009年7月 3日 (金)

筋書きが破綻している

陰暦 閏五月十一日

  1. 麻生総理は七月上旬に解散したい
  2. 麻生内閣と自民党は、北朝鮮船舶検査法を通したい
  3. 自民党はなるべく会期末に解散をしたい
  4. 公明党もなるべく会期末に解散をしたい
  5. 民主党は七月上旬に解散をしたい

 さてこの五つの命題が全て成立することは可能でしょうか。

 普通の頭だと無理でしょうね。これだと麻生さんと民主党が解散時期で一致しているということになりますけれども、とにかく解散を先送りして法案成立を信条とし、民主党の資金先細りを狙ってきた麻生さんが、ここに来て急に民主党と一致団結するというのはあり得ない。

 ということは、1か2のどちらかが間違っているのですが、どう考えても間違っているのは1でしょう。

 早く解散しないと、党内の主導権を手放したことになる、という空気を作ればメンツを守るために無理をしてでも麻生総理は解散をするはずだという筋書きを作った人がどこかにいるようです。何よりもメンツを重視する大陸や半島の人間の考えそうなことです。しかしこれまでずっとかっこわるい役を買って出ることで実を取ってきた麻生さんに通用するとは思えません。

 今回も逆手を取られて、(結果として)冷や飯を食わすことになっている反主流派に押し切られる形を取ることで、従来は早期解散派であった反主流派をも、会期末解散(もしくは任期満了派)にしてしまいました。この調子で行くと、八月末に総裁選挙をやって麻生さんが再任された上で、九月上旬に解散、十月選挙の目すら出てきました。特定勢力にとって悪夢でしょう。

 しかも国内がつまらないことに気を取られているうちに、IAEAの事務総長が日本人になってしまいました。やっぱり世界中から一目置かれていた金桂冠氏を失脚させたのは、北朝鮮にとって良くなかったのではないかとそう思います。あそこから北朝鮮外交の蹉跌が始まりました。

 私は北朝鮮の後継者は金正日の長男の金正男で、金桂冠氏が内閣の首班としてそれを補佐するという態勢ができるものだとばかり思っていたのですが、どこかでそれに狂いが生じたのでしょう。それだけに金桂冠氏が人知れず失脚したと耳にしたときには意外に感じました。

 逆に日本の外務省は凱歌を上げたのではないかと思います。最強の敵が目の前から消えたわけですから。東亜の現在の外交状況、日本のマスコミの混乱のスタート地点は一年前の金桂冠氏の失脚から始まっているのではないかと思います。

 しかし、NHKが「麻生総理早期解散論」を先頭切って報道しているということは、NHKの内部はかなり汚染されているということを意味しているのでしょうね。

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コメント

 IAEAの事務局長が日本人に決まったことのほうがよっぽど痛手でしょうか。
 事務次長にはまだ、谷口富裕(原子力安全・セキュリティー担当)であれば、影響力は大きいでしょうね。
 以前の資料では、IAEA全体の職員数は約2,500名(臨時含む)のうち日本の正規職員20数名。通常拠出金分担割合は米国に次ぎ19%特別拠出含むと20数%以上で、韓国の1%、ロシア1%に比べてもダントツですね。
 日本の工学系の方達の採用を増やして10%ぐらいに持っていくことができれば、いいですね。

 IAEAの事務局長をゲットできたのは大ヒットでしたね。これによって支那とロシアにも目を利かせられますし、中央アジアやアフリカ、オーストラリアなどのウラン産出国との関係強化にもプラスに働くでしょう。

 米オバマ政権の外交方針は、「周囲の反応を見てから動く」のようですので、結果として日本が世界の外交でペースメーカーの役割を果たすことになっています。

 しかしここで民主党政権が誕生してしまうと、ペースメーカーがなくなって、おそらくオバマ政権はモンロー主義になるでしょうから、自民党の復帰までしばらく世界の情勢は混乱するかもしれません。

 考えてみれば、80年前に東アジアが混乱したのも、日本の政界が混乱して、支那で力の空白ができてしまったからでした。日本人はもうちょっと自分の力を自覚して、周囲に与える影響も考えた行動を取らなければなりません。

 国際機関で日本の発言力を増すためには、保守系左派さんのおっしゃるように日本人スタッフを増やさなければならないわけで、そのためには英語教育が大事です。まあ安倍政権が打ち出した小学校で英語教育は役に立たないんじゃないかと思っているのですが・・・私は留学を増やすのがいいのではないかと思います。

安倍政権の英語教育の本来のコンセプトは、実は成績下位の底上げなんですよ。

中学からいきなり英語がはじまって、ついて行けなくなる子をなくすため、準備運動として小学校からすこし英語に触れさせる、ということがまずありました。


それがいつのまにか全員英語力UPみたいな話しになっているので、そんなん効果ないよみたいなふうに突っ込まれるんですよね。
まぁ、何が何でも子供の成績を上げなければ気が済まない保護者の態度もどうかと思うんですけど・・・

 なるほど、それならば話は分かります。

 小学校に入って初めて平仮名を習うという人はいませんもんね。それと同じことを英語でもやろうということですか。

 ならばますます、エリートの英語教育は分けて考えていく必要があるでしょう。


 自民党や官僚も良い政策を実行しているのに広報努力が足りないのではないかと思っています。マスコミは当てになりませんので、地道に与党議員一人一人が、地元の公民館をまわって政策の説明をしていくしかないのでしょう。

 これについては今の政治家は不足しています。ドブ板だ利権だのなんのと罵倒されていた昔の政治家の方が、こういった説明はきちんとしていました。声も聞き上げていました。

 今の政治家は自分を芸能人か何かと勘違いしているのではないでしょうか。

 今の政治家がこういった地道な活動をないがしろにしているのは、そもそも政策を理解していないので説明ができない、面倒臭い、地方の人間を心の底ではバカにしているからではないかと私は感じています。

 マスコミへの不信は確実に高まっています。最後に残るメディアは"口コミ"です。インターネットではありません。だから、政治家は地元に戻って口コミメディアのオピニオンリーダーになるべきでしょう。

 マスコミは誰も信じていません。今の日本人は良質な情報に飢えています。政治家がその役割を果たせば、きっとそれは票になって返ってくるでしょう。

 おっと、芸能人に対して失礼でした。

 芸能人だって、息の長い人はドサ回りからスタートしています。売れても地道に小規模なリサイタルを開いてファンと交流を持ちます。

 今の政治家は、大手のプロダクションに入ってのっかっていればなんとかなるだろうと思っているつまらん芸能人と同じ、と言い換えます。

 政治における「どぶ板選挙」の喪失が大きいいですね。本来、保守派が守らねばならなかったはずなのに、自ら壊すことをしてしまった。まあ都市左派の田舎蔑視に乗っかってしまったことがそもそもの間違いなんでしょう。松下政経塾系とか全然田舎でなにしてんだろう? 世襲批判も結局、日本人の保守性と地方と中央の紐帯の断絶が狙いなのは明らかなのに。ふう。
 

 選択肢がどうせ二つしかないから、メディアで好印象を与えた方が勝ち、いちいち公民館を廻るなんて馬鹿らしくてやってられないって事じゃないですか?

 小沢氏は議員に地元回りを命じていました、そこのところはこの人は偉いと思っています。

 私の地元でも、民主党や共産党の議員の方が地元で会合を多く開いています。自民党は小泉さんの人気にのっかって大勝ちしてしまったのがまずかったですね。そう言う意味では次の総選挙で与党が負けるのも仕方がないのかもしれません。

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