叱られる幸せ
陰暦 六月十三日
今日は久しぶりに暑かったですね。
昨日高幡不動で管主さんが書いた「叱られる幸せ」のサイン入り本を買ってきました。なるほど、非常にためになります。隠れたベストセラーなんだそうで す。このたび中国語に翻訳されて台湾や香港でも売られるとのこと。最近の支那は一人っ子政策のせいで叱られたことがない若者が増えて問題になっているのだ とか。自分の経験に照らしても、十数年前からめっきり大人が子供を叱らなくなりました。
町で子供を叱るのに、妙に丁寧な言葉遣いになっている親とか、つまらないことで激昂している親たちを見かけて「叱るのが下手だなあ」 とずっと思っていました。子供というのは不思議なもんで、見ず知らずの人に叱られたとしても、その大人の言うことが正しければちゃんと従うものです。私は 電車の中で騒いでいた子供とか、イジメをしていた子供を叱ったことがありますが、どの子も素直に聞いてくれました。
考えてみれば、両親が私の年の時には、既に私は三歳、妹も生まれていました。昔の人はもう二十歳かそこらで親になっていました。昔の 親は何かというとよく子供は怒ったり、ひっぱたいたりしていましたが、それは親自身も若かったからと言うのもあるのでしょう。でも子供がいたから、大人も 成熟することができたといえるのかもしれません。
中学に入るくらいまで私も良く叱られましたが、今は感謝しています。親に私心がなかったからでしょう。確かに統計的には少年犯罪も 減って、飢餓もありませんし、子供達は幸せになっているのでしょうけれど、変な叱り方をしている親とか、我が儘に育った青年などが増えているのを見ると何 となく心配になります。妙な人たちはきっと日本人全体の一割もいないだろうとは思うのですが、でも着実に増えていると思います。
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