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2009年9月29日 (火)

600億ドルのドル売り浴びせ

 日本には財務相が円高是正のために円を売ってドルを買って積み上がった大量のドル(ほとんどが米国債になっている)が有るわけですが(外為特別会計)、これを埋蔵金として財源にするつもりなんだな。

 ということはこの超円高の時期に更にドルを売って円を買おうというのか。なかなかチャレンジャーだなあ。

 順番としては、日本の財務省が米国債を売る、ドルが手にはいる、ドルを売って円を買う、という手順となります。すぐに分かるように、これは円高ドル安を積極的に進める政策です。

 85円くらいを無理矢理に適正水準として、90円でも円安とみなして政府はドルを売るつもりなのでしょう。

 米国はバランスシート不況中で、どこの金融機関も運用先がないので米国債の買い手は付くと思います。ただ問題はこの円高ドル安の時期に財源の不足分5兆円を純粋に売ると言うことができるかです。

 買い戻しをしないので空売りよりも効果が絶大だと思います。為替市場では日々数兆円の金が動いていますが、買ったり売ったりを繰り返しているだけですので、純粋にどこかの通貨に数兆円が動くと言うことはないはずです。600億ドル(5兆円)のドル売り浴びせですので、どうなるでしょうか。コントロールが効かなくなって1ドル75円くらいまで行くんじゃないでしょうか?

 国内の製造業は壊滅しますね。なるほど、民主党が言う無駄とは製造業のことだったのか。

 自分では何も作らないで生活必需品すら外国から買う英米みたいな社会を目指すつもりなのでしょうか。英国みたいに金融しか産業がない社会になります。これも結局ノンバンクを利する政策ですね。それにこれは米国の世界覇権に対してガチンコで喧嘩を売るテロに近いですので、大変なことになります。在日米軍の総撤退とか、米軍によるクーデターも想定しないといけないかもしれません。

 あるいは日本というライバルが自滅するわけだから喜んで見守るかもしれないな。

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2009年9月28日 (月)

八咫烏は何故三本足なのか その一

9月28日(月)
陰暦 八月十日

 サッカー日本代表の青いユニフォームの胸のあたりに烏のマークがプリントされていることはご存知でしょうか。あれは八咫烏(やたがらす、wikipedia) といって、熊野 神社のお使いです。これは日本にサッカーを紹介した東京高等師範大学の中村覚之助が熊野の出身であったからとされています。

 この烏、良く見てみると足が三本有ります。日本サッカーのシンボルに選ばれたのは足が多いからと言うのもあるでしょう。

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2009年9月27日 (日)

易経勝手解釈(五)ー火山旅

陰暦 八月九日

 旅というのは古代ではふつう軍事行動、集団行動をさします。後代の儒学者はどうしても火と山と旅が結びつかなかったらしく、山火事から逃げるような不本意な旅などと苦しい解釈をしていますが、これは読んで字のごとく山火事のことでしょう。

 山火事は山火事でも焼畑です。管子には焼畑の記述があり、四川や雲南の山地では今でも焼畑農業が行われています。西周の頃はまだ華北にも森林が残っていましたので、盛んに焼畑が行われていたと思われます。焼畑はほとんど耕したり肥料をやったりしなくても収穫ができるので効率がよい農業です。森林の回復を上回るスピードで人間が森を焼かない限りは十分に持続可能な賢い農法です。 

 焼畑は火をコントロールするために、火の通り道を造ったりと入念な準備をしてやります。それを軍事行動と結びつけて「旅」と表現したのでしょう。

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2009年9月26日 (土)

また89円になっちゃったか〜

陰暦 八月九日

 外国人投資家は円高の時には日本株を売りますので、これはやばいですね。補正予算の執行停止と、追加の景気対策が行われないことによる、日本のマイナス成長再突入を見越して、外国人投資家は日本株を売るでしょう。

 補正予算も本予算も削ることは難しいと言うことにようやく閣僚が気がついたようで、それなのにダムの保障とか後期高齢者医療制度とかアフガニスタン支援とか、母子加算の復活とか配らなければならないお金は増える一方。

 子供手当や基礎年金は法律を作らない限りお金は出ていきませんが、今閣僚がして回っている口約束は大臣の命令によって国が自動的に払わなければならなくなるタイプの支出が多い。子供手当がなくても来年度の予算は足りなくなるのではないでしょうか。

 財務相の円高容認発言もよく分かりませんね。米国が消費主導の経済を維持するためにはドル高は必要不可欠です。今さら日米貿易摩擦でもないでしょうし円高になったところで別に米国は喜びません。支那の製造業が喜ぶだけだと思います。

 景気が悪くなれば広告収入は減ります。二年続けての赤字はさすがのマスコミもきついでしょう。総理夫人の服なんぞを褒めている場合ではないと思います。

 補正予算の執行停止による景気の腰折れは既に始まっています。年明け以降に追加の景気対策を実行するためには今から計画を作らないと無理ですが、閣僚は愚にもつかないパフォーマンスに夢中になっています。一月になって不景気が明らかになってから計画を作っても実行されるのは四月以降になります。

 鳩山内閣の閣僚は、その場凌ぎの口約束で問題から逃げる傾向が非常に強いです。なにかをするためには当然お金がかかるし、計画を立てるためには時間がかかります。なんでもかんでも国のお金でやって上げればそりゃ結構なことでしょうが、なにをするにもお金はかかるのです。

 大臣の仕事は省庁が遅滞なく業務をやっていけるように適切な指示を出すことがまず第一で、目立つようなことはほんの一部のはずです。しかし何時までも逃げることはできません。十月の終わりになって何もできないでは済まされません。

 実務を軽視し、良いことだけ言っていれば問題が解決すると思っているのは民主党という政党に染みついた性質なので、たとえ鳩山氏が辞めて新しい人が総理になってもうまくいかないと思います。混乱に拍車をかけるだけでしょう。

 民主党政権が一日長引けば一日日本経済の傷が深まります。早いところ解散総選挙をして自民党に政権を戻してほしいです。

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易経勝手解釈(四)−山風蠱

陰暦 八月八日 【彼岸明け】

 非常にインパクトのある卦の一つである山風蠱の新解釈。

 蠱とは皿の上に盛られた食物が腐敗して虫がたかっている状態を表す漢字です。そこから山風蠱は、目をそむけたくなるような悪事や失敗が極まって、再生の状態にたどり着いたことを表す卦とされています。

 山風蠱の爻辞(解説)は、父の蠱・・・、母の蠱・・・という書き方になっています。そのことから、山風蠱は父母の悪事の尻拭いを子供がするときの在り方を示しているという説明がされていますが、これでは孝を人間性の最上位に置く儒教の根本教典である易経にそぐいません。

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2009年9月25日 (金)

易経勝手解釈(三)−雷地豫

陰暦 八月七日

 易の雷地豫(らいちよ)の新解釈と、気候変動による商の衰退と周の勃興について。

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2009年9月23日 (水)

脅したところで金は出てこないと思うよ

陰暦 八月五日 【秋分】【彼岸の中日】

 民主党が自民党の政策に協力した官僚に辞めろとかいっているそうなんですが、脅しても金は出てこないと思います。まず民主党は複式帳簿を読む練習から始めた方がいいのではないでしょうか。別に官僚が隠しているお金なんてないし、ほとんど手を付けることができない支出だということが分かるはずです。

 それと天下りを禁止する以上、ポストを降りた官僚には、別のポストを官庁内で探してやる必要があるはずです。そうしないと退職の強要になります。なにかというと民間企業のやり方を見習えと民主党とかスター知事はいいますが、企業の中で方針が大転換されても、何の保障もなしに幹部が首になることはほとんどありません。左遷はされるかもしれません。あるいは子会社に出向ということもあるでしょう。けれどもとにかく辞めろというのはありません。

 天下りをなんでもかんでも禁止すれば、高給取りの官僚が官庁内に滞留するわけですからむしろ無駄の排除に逆行するのではないかと思います。政府の関連団体に転職できなくなった場合、官僚は関連業界の企業に流れると思うのですが、これはむしろ業界と官庁の癒着を増進すると思います。

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2009年9月22日 (火)

易経勝手解釈(二)ー山天大畜爻辞

陰暦 八月四日 【大土】

 山天大畜の細かい内容の説明です。見ての通り、卦というのは六つの陰陽が重なってできていて、その一つ一つに意味があります。ですので占うときには、ま ず筮竹を二回(正式なやり方の時は十八回)振って卦を決めたあとで、もう一度筮竹を振って、六つの爻の内どれに当たるのかを占います。

 最初に結論を書いた方が分かり易いので、私なりの解釈を載せておきます。爻辞とは易経の説明です。

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2009年9月21日 (月)

易経勝手解釈(一)ー山天大畜

【敬老の日】
陰暦 九月三日

 四書五経のうち、四書は一通り読んだので五経に取りかかっています。春秋左氏伝は面白く読めました。詩経はさっぱり分からないので積ん読状態です。これは音読ができないと本来の意味は分からないのではないかと思います。

 それで、易経を読んでいます。易経は西周から春秋にかけて成立した書物なので、漢字の使い方が秦漢以降とは異なっており、何が何だか分からない判じ物のような解釈が広まっています。こういうときは白川静先生だ、ということで字統を片手に読んでいます。

 古代文明というのは深遠な思想も卑近な実物に当てはめてうまく象徴させて説きます。これに関しては洋の東西を問いません。ざっと易経を読んだ感じ、これはおそらく西周の「ものづくし」、古代の「百科事典」なのではないかという感想を持ちました。万物を八つの要素の組み合わせで分類し、おのおの当てはめたわけです。

 易経が成立した時点では、陰陽の動きとかはあんまり関係はなかったと思います。春秋左氏伝にでてくる易占の例でも陰陽のややこしい解釈はでてきません。易経の爻辞はあくまで物に即して理解するべきではないでしょうか。

 といっても何の学問的根拠もない我流の解釈なので、只の読み物だと思って楽しんでください。あくまで遊びです。

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2009年9月19日 (土)

憲法違反です

陰暦 八月朔日 【八朔】

民主党が議員立法を原則禁止

 立法権は日本国憲法によって国会議員に保障された権利です。法案の提出権も当然含まれます。政党の本部の通達で縛ることができるものではありません。

 これは明白な憲法違反です。

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2009年9月18日 (金)

社会保障費を借金で賄っちゃダメだろ

 米政府の財政赤字が巨額になっているので、米国は公共事業を実行しているかのように見えますが、この赤字は金融機関の救済と、ベビーブーマーへの年金と健康保険の補填で積み上がった赤字ですので、景気を押し上げる効果はありません

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なにやってんのかなあ

陰暦 七月三十日

 円高誘導発言とか、温室効果ガスの25%削減とか、郵政民営化の見直しとか、徳政令とか見事に経済活動を縮小させるようなことばかり大臣が発言しています。

 野党時代の民主党の行動というのは日本が抱えている問題とはあさっての方向を向くトンチンカンなものばかりでしたが、それは政府の足を引っ張って政権を獲得するための方便だったのだろうと思っていたのですが、どうやら本当に何も分かっていなかったみたいです。

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2009年9月12日 (土)

下世話な話にしないと理解できない人たち

陰暦 七月二十四日 【旧地蔵盆】【下弦】

 従来型の派閥の綱引きで決まろうとしている民主党政権の閣僚人事や政策決定を、マスコミが嬉々として報じています。民主党は何事も政策スタッフが立案して、トップが決めるのだ、と言う姿勢を表向きは取っていますが、内実は数多くいる派閥のボスが、密室で会合したり、メディアを使って観測気球を上げて周囲の反応を見たりして決めていることは政治オタクの間では有名な話です。第一党になって隠しようがなくなってきましたので、やがて国民も民主党の運営がいかに古い自民党と同じであるか知ることになるでしょう。

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2009年9月10日 (木)

社会の公器

陰暦 七月二十二日

 安倍政権と麻生政権に対する日本のマスコミの攻撃というのは、それは常軌を逸していました。日本のマスコミが反政府的色彩を持っているのは明治時代からなのですが、何だかこの数年のマスコミの報道には余裕がありませんでした。ほとんど嘘と言ってもよいような報道が平然となされましたし、明らかに煽動といえるような内容も多かったです。

 戦前のマスコミは結構そういうことをやっていましたので先祖返りかもしれません。日比谷焼き討ち事件を煽動したのも新聞ですし、軍部にいわれるまでもなく政党政治家を戯画化して攻撃して暗殺を煽ったり、開戦以外に日米間の問題の解決策がないかのように国民に思い込ませて政府を追いつめたのも新聞でした。

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2009年9月 8日 (火)

なんちゃってゲーム理論

陰暦 七月二十日

 J国にAという党とBという党がありました。

 A党は優秀で実績もあるのですが、政策が2つに割れています。

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2009年9月 6日 (日)

自民党の出直し方

陰暦 七月十八日

 もう少し今回の選挙の結果を分析してみます。

 国民一人一人はそうは考えていないかもしれませんが、総合として得られた結論を私なりに解釈するとこうなります。

 これは自民党がなんでもあり利害調整型利権分配政党であり続けることの拒否です。

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2009年9月 5日 (土)

浅川の風に誘われて

陰暦 七月十七日【望】

 久々の爽やかな好天に誘われ、プールへ行ってきました。お昼前に着いたら、開始は一時からとあったので、近くのそば屋でとろろそばを食べてから、小一時 間用水路の鯉を写生しました。絵を描きながら鯉を観察したですが、連中かなり知能があります。これについてはそのうち説明をかこうと思います。鯉のユーモ ラスなお顔に心が和みました。

 プールはやはり水が冷たかったです。今日はおっさんがえらく多かった(笑)珍しいことに外人さんもいました。一時間半ほど泳いでから、高幡不動へ行き、そこからモノレールに乗って玉川上水へ。

 多摩モノレール玉川上水駅から西武線鷹の台駅まで一時間半くらい歩きました。上水沿いは雑木林になっていて、落ち着いた雰囲気が良かったです。なかなか環境のいい土地でした。鷹の台駅で上水と線路の交差の絵を描いて帰りました。

 家に着く頃にはまん丸い満月が迎えてくれました。外界はいろいろと慌ただしいようですが、個人的にはとても心が落ち着いて明鏡止水の心境です。

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2009年9月 3日 (木)

麻生さんお疲れ様でした

陰暦 七月十五日 【盆】

 選挙は残念な結果に終わりましたが、こういう時もあるでしょう。けれども麻生総理が日本の経済を救い、福祉国家への道筋を付けてくれた功績を私は忘れません。

 まあ麻生さんは負けるたびに味方を増やしてきた政治家ですので、今回も復活してくれると私は信じています。お祖父さん同様に、一年後には再び総理大臣になっているのではないかと私は楽観しています。けれどもこの一年間で心身共にくたくたになったでしょうからしばらくは休んで鋭気を養ってください。

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