米国が日本を弱体化させつつ極東での覇権を維持する良い方法はないかと考えていたら、ありました。日本と台湾を戦わせればいいのです。
台湾の海賊に尖閣諸島を占領させ、自衛隊と小競り合いを起こさせる。これをエスカレートさせて台湾軍を介入させる。米国は二国間の問題として中立を決め込む。クリントン時代に尖閣諸島は日米安保の圏外と発言したことがありますので、傍観を決め込んでも辻褄は合います。
補給線が長い日本は苦戦します。厭戦気運が高まり反政府運動も盛んになるでしょう。
さらに台湾の海賊に沖縄を攻撃させます。あの広い海域を守りきるのは不可能ですので被害が拡大します。そこで沖縄で独立運動を起こさせる。そして沖縄を日本から分離させて、日台戦争で中立を宣言させる。沖縄は自分で身を守ることはできませんので、必然的に米国と安全保障条約を結ばざるを得ない。沖縄の米軍基地は安泰となります。自衛隊の基地まで手に入ります。
さらに、中共では「同胞が日本と戦っているのに、体制のことでこだわるべきではない」という気運が高まりますので、中共は台湾の独立を認めることになるでしょう。これにより米中の関係も安定します。
日本は戦争で財政はガタガタになりますし、国際世論は間違いなく逆風となりますし、台湾と中共の通商妨害で経済も破綻します。けれど台湾との戦争では日本の大都市が焼け野原になることはありませんので、米国にとって必要な日本の先端産業が破滅するところまでは行きません。軍需に必要な産業だけ日本政府(この時には既に完全に米国に屈服しているはず)に守らせればいいのです。
考えれば考えるほど、日台戦争は米国にとって良いことづくめです。これから日本の海を舞台にした不審な事件が増えるのではないでしょうか。おそらくそれは南西諸島を不安定化させるための米国と中共の予行練習でしょう。あるいは既に始まっているのかもしれません。
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