« 法改正なしに政府紙幣を発行する方法 | トップページ | ドリル逝く »

2009年11月29日 (日)

総理の道は辞めることと見つけたり

二次補正で円高・株安対策を、首相が緊急指示

 円高対策とは、円売り・ドル買い介入に他なりません。これは数十兆円くらいつぎ込んで投機筋と戦う覚悟が必要です。外為特会に財源は必要ありませんが、総理大臣・財務大臣・日本銀行総裁の緊密な連携と不動の決意が必要です。額にびびって途中で手を緩めたら全て無駄になります。

 はて?円高対策は分かるけれど何でデフレ対策ではなくて株安対策を特に名指しで?まさか総理大臣の手持ちの株が減価したから?

 特段の事情には目をつむるとして、これも年金などの特別会計を総動員しての株の買い入れとなります。特別会計の拡大です。民主党のこれまでの主張とは真っ向から反します。ついでに言うと麻生政権の政策をなぞることになりますがそれでも良いんですね?

 円高と株安で潰れそうな会社を融資で支援したところで、日本全体の経済が悪化していることには変わりはないわけです。円高が続く限り永遠に対処療法を続けるのでしょうか?延命のための金を注入するよりは、政府が仕事を作って企業を救う方がよっぽど健全だと思うのですが。公共事業をやれば資材も動くし、運送屋さんも儲かるし、大工さんも儲かるし、現場の近くの弁当屋も儲かります。でも延命のための補助金は、企業の銀行口座の数字が動くだけで、それ以外になにも生み出しません。しかも金をつぎ込んでも何も状況は改善しません。どうせその場しのぎならば公共事業をやった方がより多くの人が潤うのです。

 あと、不景気の時の景気対策に必要なのは額の大きさです。金をばらまくことに意義があります。効率なんてものは関係がありません。政府の景気対策の総額が3兆円弱のままであれば、何も意味がありません。

 さて財務副大臣が「来年の税収も40兆円を切る」と発言してしまいました。埋蔵金は1兆円しか掘れませんでした。国債の発行を44兆円に限定する場合、84兆円しか支出できません。マニュフェスト項目を全て諦めても84兆円をオーバーしてしまいます。

 国債44兆円か、マニュフェストのどちらかを諦めない限り予算が編成できません。まずこれを決めるのが何よりも先決するはずです。

 第二次補正を10兆円以上にし、国債44兆円かマニュフェストのどちらかを諦め、そうするとどちらにしろ前言を翻すことになりますから、その責任を取るという形で辞任する。そうすれば不名誉な捜査による逮捕を逃れられるだけでなく、国政を正常化できます(国債44兆円にこだわると、デフレからは脱却できなくなるが、予算編成作業は進むので国政の停止は最小限に留められる)。これをやればこの二ヶ月間の迷走はチャラにできます。鳩山総理の進む道はこれしかないでしょう。

« 法改正なしに政府紙幣を発行する方法 | トップページ | ドリル逝く »

経済・政治・国際」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/173723/46892692

この記事へのトラックバック一覧です: 総理の道は辞めることと見つけたり:

« 法改正なしに政府紙幣を発行する方法 | トップページ | ドリル逝く »

2017年7月
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31          
無料ブログはココログ