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2009年11月 2日 (月)

来年度の歳出総額は85兆円だそうです

陰暦 九月十六日

国債発行44兆円以下に、鳩山総理予算委員会で発言(讀賣新聞)

 総理がこの発言をした瞬間に来年の歳出総額が85兆円以下に決定してしまったことに総理本人と内閣は気づいているのでしょうか?

 平成22年度(2010年度)の税収の見通しは40兆円かそこらです。

来年度予算国債発行額は税収上回る40数兆円の可能性、更なる歳出削減が課題=武藤・大和総研理事長(ロイター)

ということは、来年度の歳入は85兆円弱しかないことになってしまいます。

 「努力する」といっていますので44兆円を少し超えるくらいならいいかもしれませんが、努力して50兆円では話になりません。せいぜい46兆円く らいまでしか許してもらえないでしょう。そうでなければ総理の責任問題になります。なにせ他ならぬ予算委員会での発言ですから。

 財産収入が主で、国会議員としての給与が従の総理にはよく分からないのかもしれませんが、ふつうは働いて得た収入以上の出費はできないんですよ。 それを越えて出費する場合は借金をしなければならないのですが、その借金の上限を設定してしまえば、収入の伸び悩みがほぼ確定的である以上、出費の総額は 必然的に決定してしまうのです。

 民間の経済も国家の財政も破滅の瀬戸際にあるときにこんな計数感覚のない人を総理に戴いていて本当にいいのでしょうか?

 まさか総理が予算委員会でした予算についての発言をなかったことにはできないよなあ。これで国債発行額が50兆円になろうものなら、この内閣の国会での発言には何の信憑性もないということで、十分に不信任に値します。

 なるほど、民主党が極力予算委員会を開きたくなかったわけがよく分かりました。初日でこのような致命的大失言が飛び出すとは問題外です。しかもこれって時間的にいって民主党の議員の質問に対する答えでは?

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コメント

 平成22年度本予算は、財務省主導で「行政仕分け」を行うそうです。仕分け人側の進行役(コーディネーター)の恣意的な印象操作次第で、なんとでもなる。協議する暇も与えず主観と直感だけで政策を決定するなんて、専制国家じゃあるまいしと言いたくなります。
 それにしても海江田万里はわざわざ国債の発行を制限することで首が閉まることを質問したのかです。平成22年度本予算は85兆円とし補正予算を同時に15兆でも組むならでしょうけど。

 なんだか鳩山政権は財務省の傀儡政権と化した観がありますね。小沢氏までどんどんトーンが下がって、いつの間にか業界団体の意見を財務省に取り次ぐメッセンジャーボーイに成り下がってしまいました。党内では威張っているみたいですが、外に対して何の出力もできない組織で専制君主になったところで意味がありません。

 なんか内閣と党首脳が虚飾を与えられて満足している間に、官僚とツーカーの中堅議員が現場で官僚のいいように国を動かす、という構図ができつつあるように見えます。

 私は日本の官僚を信用していますのでそれでもいいといえばいいのですが、この不況のさなか財務省の緊縮財政派に好きなようにやられては経済がガタガタになるのでそれが心配です。

 それとも経済をガタガタにして早々に民主党政権を葬り、自民党復活で増税という目論見なのでしょうか。

 民主党としては官僚に抵抗してもらい、不承不承無茶な方針を引っ込めて、なおかつ責任を官僚に押しつけたかったのでしょうが、官僚が全て民主党の方針を受け入れるもんだから、引くに引けなくなって立ち往生し、今になって官僚に泣き付いていると言ったところですね。

 まあ選挙前から見えていた展開ですが。

 自民党も表だって抵抗するようなことはせず、委員会でねちねちと内閣が引くに引けなくなるような言質を取る作戦を採るべきでしょうね。下手に抵抗しますと民主党の失政の責任を押しつけられますからね。

 一部の新聞が、鳩山氏の答弁が流暢だったことを持って予算委員会は内閣の一勝みたいに言っていましたが、よどみなく虚言を並べたからと言って論戦に勝ったことにはならないのですが。

 これでは嘘を並べても全く良心が痛まない人間が答弁すればいいのだという話になってしまいます。

 議論の内容を全く追わず、表情とか言葉の流れだけで国会論戦を解説するからこのような愚にもつかない解説が出ることになるのでしょう。国会はプロレスじゃねーんだぞ。

 ただ、海外のニュースなんかを見ていると日本だけではなくて民主主義の本場たる米国や英国でも似たような劇場民主主義が横行しているようで、民主主義も行き過ぎると政治が見せ物になってしまうのでしょうか。

 最近の日本人の政治を取り扱う態度は、ローマ市民の剣闘士への態度に似ています。強い剣闘士はアイドル扱いで貴婦人にすらもてたのですが、所詮は奴隷であり、人生に倦んだローマ市民は彼等の殺し合いを見せ物として楽しんでいただけなのでした。

 しかも剣闘士の戦いは自分で木戸銭を払って楽しむものではなくて、皇帝が市民を懐柔するため只で提供していたのです。つまり奴隷の戦士が闘うのを見ている当の本人も、娯楽すら他人から提供されるがままの家畜だったのです。

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