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2009年12月31日 (木)

「易経」の成立(2)「原典A」「原典B」

陰暦 十一月十六日

 私の考えでは「易経」は文章の順序に混乱はあるものの、商と西周の時代に成立したと考えられる原典の内容をよく保存していると思います。原典への補足は多いですが、文章の削除は非常に少ないのではないかと思います。

 「易経」の原文を読めば、テーマ性のある卦の説明と明らかに雑然とした文章の寄せ集めの卦の説明に分かれているのがすぐにわかります。これはかつてきちんとした卦の説明があったのに、戦乱などで失われて仕方がなく別の文章を持ってきて補ったために内容に混乱が生じたのではないでしょう。

 おそらく商の時代にできた「易経A」は64の文字が並んだだけでの書物で、これに後世の人物が次々に新しい卦を追加していったために文体や内容に不統一が生じたのだと思います。

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2009年12月30日 (水)

「易経」の成立

陰暦 十一月十五日

 五経の一つである「易経」の編纂過程について文体から分析を続けてきましたが、概要がつかめました。

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2009年12月24日 (木)

財務省グッジョブ!

 今回の民主党予算は、一兆円増税して、銀行預金を一兆円増やす仕組みになっています。この不況では銀行は一兆円預金が増えても国債を買って運用するしかありません。これは即ち一兆円増税して、一兆円国債受け入れ余力を上げる政策で、財務省的には"二兆円の増収策"といいたいのでしょう

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2009年12月22日 (火)

増税は評価できるが・・・

陰暦 十一月七日 【冬至】

 政府の税制改正大綱が発表されました。税金についてはずっと注目していたテーマですので触れておきます。

 増税を行うことは評価できると思います。結局、予算全体で見ると1兆円弱増税し、公共事業費を1兆円強減らし、2.3兆円子供手当に向ける内容になっています。

 各種アンケートでは、子供手当を過半数の人が「貯金する」と答えていますので、日本経済全体としては

何もしなかった場合
 政府から企業に1兆円公共事業費が所得移転する

民主党予算の場合
 増税(−1兆円)子供手当(+2.3兆円)=1.3兆円
 政府から家計に1.3兆円所得が移転する、
 そして、子供の手当の半額(1.1兆円)が貯金されるとなると、
 1.3−1.1=0.2兆円
 日本経済に流れるのは0.2兆円だけということになります。
 不況なので、銀行の預金が1.1兆円増えてもそれは投資には回らないからです。

 結局、何もしなかった場合と比べて0.8兆円分経済活動が縮小します。ただし貯金が増えたことによって、子育て世帯の財布は多少緩むでしょうから、経済活動の縮小は0.5兆円程度かもしれません。

 しかし経済波及効果は公共事業の方が大きいはずですので、実際にはもっと経済活動が縮小するでしょう。また、地方は子供が少ないですから、地方経済の縮小は大変なことになります。

 公共事業費として政府から企業に流れたお金は、給与という形で家計も潤します。民主党予算では、政府から家計に流れるお金は増えますが、政府から企業に流 れるお金は減りますので、日本全体としてはお金の量が減ります。これはデフレ政策ですので先の「デフレ宣言」とは矛盾します。

 歳出規模が95兆円になったとしても、これは緊縮予算であり(今年度の歳出規模は100兆円)、平成21年度第二次補正予算は、消費の振興よりも雇用を維持することに主眼が置かれていますので、第1次補正予算ほど経済振興の効果はありません。おそらく来年度の経済成長率はマイナスになるのではないでしょうか?とくに地方にとっては苦しい一年になりそうです。

 経済活動が1兆円以上縮小しますので、所得税と法人税は減ります。子育て世代の消費拡大による消費税の税収増はあるでしょうが、これは公共事業で潤っていた産業で働く人の給与減による消費減とバーターの関係になります。増税したつもりが、もしかして今年度と比べて税収は減るのではないでしょうか?

 やはり支給額の半分が貯蓄に回ってしまうような、非常に経済効率の悪い補助金にこだわることに問題があると思います。

 増税は評価できますので、普天間と子供手当さえ放棄すれば民主党もそこそこいい政治をやっていると言うことになりそうなのですが、この二つが全てを台無しにして余りがあると思います。

2009年12月20日 (日)

しばらくブログを休みます

 いつもよりはだいぶ軽いのですが、鬱が来たみたいなのでブログは休みます。

2009年12月15日 (火)

松岡外交

 民主党の外交は松岡外交のエピゴーネンですね。ソ連や中共のような権威主義的な大国と結ぶことによって米国を脅して要求を通そうという。

 しかしソ連や中共は海空軍力がありませんので日本を米国から守る力はなく、そして自衛隊は米軍なくしてはソ連や中共の人海作戦に耐える力はない。

 現在米国と中共はおたがい経済に爆弾を抱えており、対立を先送りしてアジアで現状維持をすることで一致しています。ちょうど独ソが不可侵条約を結んだときと状況が似ています。それなのに勝手に米支を取り持つだとか、日本が支那に寄れば支那が喜び米国は日本に譲歩するはずと皮算用をしている、全て話が付いている米国と支那からしたら非常に滑稽に見えることでしょう。ヒトラーとスターリンの仲を取り持ったつもりになっている松岡洋右によく似ている。

 外務省は日本が置かれた地政学的状況をわきまえていますので、70年前も今回も消極的に抵抗をしています。外務省の協力が得られないから、非官僚の有力者や民間人を使って、根回しを飛ばしてトップ交渉で物事をまとめてしまおうという拙速なやり方も松岡洋右と民主党はよく似ています。

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優先性の低い用事って何?

陰暦 十月二十八日

 天皇陛下にとっては、国家君主も掃除のおばちゃんも差はないので、相手の地位では優先性は判定できないでしょ。

 そもそも天皇陛下が要人と会うことは小沢氏の大好きな憲法には書かれていません。日本国憲法を超厳密に解釈すると、天皇陛下が要人と会見すること自体が憲法違反である可能性もあります。国事行為以外で国の方針に重大な影響を与えかねないことを天皇がやっているわけですから。

 要人と会見することが憲法に定められていない以上、実はこの件に関して内閣の助言を受け入れるかどうかは天皇は縛られないわけです。勿論内閣の承認もいりません。憲法は天皇が外国人と会うことについて承認も禁止もしていません。だから実は天皇は誰と会っても構わないし、会うのを拒否しても構わないのです。

 今回は政治側が無理を言って会わせたわけですが、じゃあ天皇陛下の側から「この国の要人と会いたいんだけど?」と言い出したりどうするのでしょうか。憲法を盾にとって拒否はできませんよ。

 天皇陛下の本来の仕事は国家祭祀で、その次の重要なのは憲法が定める国事行為、要人と会ったり慈善事業をしたりというのはオマケであって、あくまで陛下の御厚意によって行われているに過ぎません。

 優先性の観点から言えば、要人との会見が真っ先に切られるべきなんですね。

2009年12月14日 (月)

ありがとう!小沢クン!!

陰暦 十月二十八日

 与党の意向が100%なんでもかんでも通ることが民主主義のルールではないはずですが?

 与党の言い分が実務上実現困難であれば当然行政側から反論も出るでしょう。

 企画(立法府)と現場(行政府)の間に必要なのは、オーナー(国民)の意向を実現するための落着点をキャッチボールして探すことです。制度上立法府は国民の意向を代弁していることになっていますが、では国民の意向をなんでもかんでもすぐにでも実現することが常に正しいかというとそうとは限らず、無理に実現しようとすれば国家自体が破綻して国民を不幸にすることだってあります。行政府は現場ですので、その辺のことは立法府よりもよく知っています。国策は立法と行政のキャッチボールで作られるべきものです。

 「こんなデザインでこれこれの機能を持った商品を作ってくれ」と企画が言えば、当然現場や開発は「じゃあ開発のためにこれだけの研究費を下さい、研究員はこれだけ、工場にはこのような設備が必要です、作業員はこれだけ必要です」と要求がでてきます。場合によっては「ううむ、そんなに研究費がかかるのか、じゃあ来春の発売は見合わせて再来年に延ばすか」という風になることだってあるでしょう。

 それに天皇陛下は行政府の一員ではありませんよ。与党は外務省のツールの一つくらいと思っていやしませんか?陛下は「日本の象徴」です。政府にも与党にも天皇陛下に命令をする権限はありません。かといって天皇陛下が御内意(御意向)をハッキリ述べたらその瞬間に日本国憲法は終了しますので、政府にできるのは陛下の人となりとこれまでの慣習から、御内意に一番近いと思われることを推し量ってお薦めするだけです。

 しかしまあ与党幹事長たるものが品のない顔を満天下にさらしたものです。これで民主党にとっての来年の参議院選挙は終わりましたね。あと「民主党を支持しないと、のけ者にされるようで恐い」という空気の一掃にも役立ちました。これで日本人は誰憚ることなく民主党を非難できるようになりました。ありがとう!小沢クン!!

2009年12月12日 (土)

贈与ではない?

陰暦 十月二十六日 【最上稲荷火焚き祭】

実母の資金提供、贈与?献金? 当局、課税判断難航も

 なるほど、鳩山兄弟が政治家として失格なのに脱税で済ませようとしているのは、修正申告で脱税事件として既成事実にしてしまった方が、事件を早めに幕引きできると判断したからと言うことでしたか

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2009年12月11日 (金)

朝敵認定

 もう日本人は現政権に従う必要はないね。

 今回は宮内庁長官の発言でしたが、次は天皇陛下本人の意向が政府を通さず表明されます。その瞬間、日本国憲法は効果を失います。

 もう一度言います、この政権が交代するとすれば、それは選挙ではないでしょう。

2009年12月10日 (木)

普天間政変(四)

陰暦 十月二十四日 【氷川神社大湯祭】【納めの金比羅】

 一番分かりにくいのが鳩山総理の意中です。今回最も株を下げた彼は一体何が面白くてあのような迷走を続けているのでしょうか。

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2009年12月 9日 (水)

普天間政変(三)

陰暦 十月二十三日

 次に分かりやすいのが小沢民主党幹事長。彼はどこをどう間違えたのか分かりませんが、英国流議会制民主主義を実現するためには官僚を国会から排除しなけ ればならないという使命感に燃えています。英国に住んでいて今でも記事などでウォッチングしている身としては、彼がどこの世界のエゲレス国を見ているのか よく分からないのですが、どうやら本気のようです。

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2009年12月 8日 (火)

普天間政変(二)

陰暦 十月二十二日

 普天間政変の分析ですが分かりやすい順で説明していきましょう。

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2009年12月 7日 (月)

イっちゃった?

陰暦 十月二十一日

 ここ二、三日の総理大臣の言動を見るに、もしかして人格障害を通り過ぎて狂ってしまったのかもしれないという気がしてきました。

 まいったなあ、総理大臣が人事不肖になったときの対処方法って憲法にありましたっけ?天皇親政(笑)?

 事態は政変を既に通り過ぎて「総理大臣が正気を失った」という危機管理のフェーズに移行したのかもしれません。

2009年12月 6日 (日)

普天間政変(一)

陰暦 十月二十日 【証文払い】【戎講】

 米軍普天間基地移転計画に端を発した今回の政変(まだ進行中)の構図を分析してみたいと思います。

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2009年12月 4日 (金)

天の配剤

 いや〜麻生さんは鳩山邦夫とケンカ別れになって本当に良かったです。でなければ今頃完全に再起不能になっているところでした。自民党としても良かったですね、そもそも選挙前に自分から離党を仄めかしていたぐらいですから、自民党としては切るのに何の躊躇も生じることはないでしょう。

 こうしてみると検察と国税は政治家の資金の流れについてほぼすべて分かった上で泳がしているんでしょう。

 検察が相手にするのは形式論には強い境界性人格障害みたいなタイプの犯罪者が多いですから、戦う手筈は十分に検討していると思います。鳩山由起夫は検察の結論が出た時点でそれに合わせて言い繕えばなんとかなると思っているようですが、結論が出た時点では逃げることは不可能なように検察は仕込んでいるのだろうと思います。

 しかしこの兄弟の母親って実はとんでもないワルなんじゃないのだろうか。両方に同額(もしかしたら姉も含めて三人に同額)と言うことになると、主導権を持っていたのは子供側ではなく母親側と言うことになる。鳩山邦夫の総務大臣辞任騒ぎも家族会議で「ここらで麻生政権を潰しなさい」という結論が出てやったとなると、問題は深い。

 まさかはっきり「麻生政権を潰せ」とは指令を出してはいないだろうが、「今回はお兄ちゃんに花を持たせなさい」くらいのことは言ったのではなかろうか。その邦夫氏なりの答えがあれだとすると主犯は母親といってもいいのではないか。

 六十にもなって母親の影響から逃れられないのも問題だが、老婆の無責任な言葉が国政を混乱させていたとなると非常に問題だと思う。

2009年12月 3日 (木)

世論調査民主主義

陰暦 十月十七日

 民主党の政治というのが見えてきました。はっきりいって世論調査で受けることしか考えていませんね。

 無駄を減らせという声が上がれば予算を削り、景気が悪いという声が上がれば補正予算を復活させる。強行採決の評判が悪ければ、付け足しのように審議をする。

 一週間や十日程度の超短期の世論の流れ(本当に世論かどうかも怪しい)に流されて、あっちにフラフラこっちにフラフラ。デフレ対策と財政再建は絶対に同時に追求できないのに、国民のほとんどがそれに気がついていないのをいいことに、どっちも中途半端に追っかける。

 こりゃ何の成果も出すことができずに、ジリジリと状況が悪化してジリ貧になるだけですな。国民が内向きになっているのと、各国が景気対策につきっきりで外に気が回らないのをいいことに、国内受けばかり考えて矛盾を外国に押しつけるような外交を繰り返しています。これでは年明け以降日本は世界中から相手にされなくなるでしょう。世界の孤児になります。六者協議がいつの間にか北朝鮮ではなくて、日本を封じ込めるための会合になるかもしれません。なにせ今の日本と来たら、盧武鉉政権どころか金正日政権以上に叛服常ならず信用ができません。

 4兆円程度では景気対策として不足です。それにいくら補正予算で景気対策をやったところで、本予算を削ったらその分マイナスになるから意味がないんですよね。

 長期的視野どころか、一ヶ月先の視野すら定まっていません。今は麻生政権の惰性で何とか国が動いていますが、年明け以降混乱は治めがたくなるでしょう。おそらく提出される予算は穴だらけで、しかも審議中に内容がコロコロコロコロ変更されるであろうことが目に見えています。世論調査で「財政赤字が心配だ」という声が上がれば総額が減り、「なんで医療費が減るんだ」という声が上がれば医療費が増え、農協あたりがアイドルを使って巧みなCMを流し始めると農業に予算が付き、国債金利が上昇すれば経費は一律一割削減だとか言い出して混乱を極めるでしょう。

 その時にようやく国民は自らがペテンにかけられていたことに気がつくのだと思います。

 また、言うことを何でもハイハイと聞いてくれる人間が本当は不誠実で信用できないことを思い知ることになるのでしょう。

2009年12月 1日 (火)

まあ緩和自体は悪いことではない

 今回の日銀の決定は、特に画期的なことをしようとしているわけでも、額が大きいわけでもないが、夏の終わり以来金融引き締めを示唆してきた日銀が金融緩和に梶を切ったこと自体は歓迎したい。

 ただし日銀が債券を買うことには需要を喚起する能力はないので、これの効果を過大視するのは間違い。需要不足の状況で、これだけではインフレにもならなければ経済成長もしない。政府の財政出動が不可欠。

 あと、民主党は預金金利引き上げによる所得引き上げ?という珍妙な政策をこれで放棄したとみなしていいんですよね?ゼロ金利とは即ち預金金利も引き下げることを意味しますので・・・まああのヘンテコな政策のことは忘れてあげるのでもう持ち出さないでね。

 まあこれによって民主党政権は「通貨流通量が足りないからデフレになるのだ」という逃げ道が塞がれたわけです。今の日本のエコノミストは、お金が足りないことと需要が足りないことを混同している手合いが多く、株屋や金融家もこれにひきずられて、金融緩和をすれば景気が良くなると勘違いしているわけですが(今日の株の爆上げもそれが原因)、政府の財政出動がない限り需要は増えませんので景気は良くなりません。

 これで残された経済対策は政府による公共事業しかなくなったわけです。これで民主党が緊縮予算を組んで景気が悪化すれば、最終的に公共事業が景気回復のキモであることが証明されるでしょう。

ここまで庇うってことは

陰暦 十月十五日

 どうやら鳩山総理の少なくとも脱税は確定したようです。本人に認識があろうとなかろうとこれは辞任しないと、税金で賄われている国家の責任者がこの有様では日本が国家として成り立たないでしょう。民主党が大好きな民間では、社長はたとえ顔を見たことがない社員がやった悪事でも、それが会社の事業上のことであれば責任を取らなければなりません。

 これで税金の修正申告だけで済むというのならば、相続税に悩んでいる人たちは総理の真似をすればいいことになります。見つかれば修正すればいい、見つからなければ儲けものというわけです。

 民主党が大好きな英国では脱税は殺人の次くらいに重い犯罪なんですがご存じないのでしょうか?

 このように、この事件は国全体にかなり深刻なモラルハザードをもたらします。それなのにまだ修正申告だけでなんとかなるかのような報道が続いているというのはどうしたことでしょうか?入りが怪しければ出も疑えと言うやつです。かなりの現金がマスコミ関係者に流れたのかもしれません。彼等は鳩山総理の共犯者なのでしょう。支出側の解明が待たれるところです。

 

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