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2009年12月10日 (木)

普天間政変(四)

陰暦 十月二十四日 【氷川神社大湯祭】【納めの金比羅】

 一番分かりにくいのが鳩山総理の意中です。今回最も株を下げた彼は一体何が面白くてあのような迷走を続けているのでしょうか。

 今回の騒動によって、米国との合意を履行しようと努力していた岡田外相と北澤防衛相は顔に泥を塗られたかっこうになりました。世界中が注目している外交の場でこの二人は「無能」のレッテルを貼られたわけです、

 同じ頃、鳩山総理は長妻厚労相に対して「事業仕分けに非協力的だ」と非難をしています。鳩山総理の行動を見ていると、党内の年長者と弱小政党に媚を売っており、若手の実力者に辛く当たっていることが分かります。

 これは即ち、鳩山氏は岡田、北澤、長妻のあたりが自分を追い落として取って代わることを極度に恐れており、彼等の評判を落とすためならば、日本の国益を損なうことも厭わないと考えていることを意味します。当然自分の評判が一番傷つくのですが、自分は自分から辞めない限り総理大臣でいられると思っているのでしょう。国益や自分の評判よりも「総理大臣」という地位を守ることが全てになっているのです。

 岡田、北澤、長妻のあたりは、物わかりがよいので官僚と協力して物事を進めつつあります。しかし鳩山にしてみれば、これはマニュフェストをなみして自分の評判を落として、自分に取って代わろうとする行為に映ります。彼等が推進する日米合意を優先すれば、社民党や国民新党が政権から離脱しますが、これも連立政権の首班である自分を追い落とす陰謀と鳩山の目には映るのでしょう。

 現内閣の閣議はかなり険悪な状態で国会が終わってからはほとんど発言もないそうですが、上から下まで国益など眼中になく、自分個人の利益しか考えていないとあっては、むべなるかなです。

 今後も社民党と国民新党は政権の中にいながら、民主党にダメージを与えようと画策し続けるでしょうし、小沢は火に油を注ぐことで自分の権力を拡大させようとするでしょうし、鳩山は党内の若手の芽を摘むことに躍起になるでしょう。これが国民が望んだ政権交代なるものの偽らざる姿であるのです。

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