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2009年12月 8日 (火)

普天間政変(二)

陰暦 十月二十二日

 普天間政変の分析ですが分かりやすい順で説明していきましょう。

 いう間でもなく社民党は反米を党是としています。社民党は民主党に議員を奪われて以来、反米・反グローバリズム・ジェンダー・マイノリティーに支持基盤を求める純化路線を取っており、沖縄に議席も持っています。反米の旗印を失えば、存在意義がなくなります。反米を貫いて政権から追い出されても社民党としては傷みません。むしろ固定客の支持が強まります。

 それに丁度社民党の代表選挙があり、福島代表は党員の手前反米を強調さざるを得ませんでした。案の定沖縄選出の議員が立候補する意向を示し、今の社民党の体力では選挙をすることによる出費に耐えられない上に、あの手の活動家上がりの人たちでできた組織で一旦対立が始まると修復が不可能になることが濃厚で、絶対に選挙を避けたかったのでした。

 国民新党も反グローバリズム・社会主義(国家の実業部門拡大という意味で)の観点から反米です。今回の衆議院選挙で綿貫民輔氏と亀井久興氏が落選して、亀井静氏の天下となってからは反米傾向が強まりました。国民新党も沖縄に衆議院の議席を持っています。国民新党と社民党は沖縄で反米を基盤にして議席を得ている上に、雨が降ろうが槍が降ろうが支持してくれる固定客がバックにいる政党ですので、日米関係が悪くなって日本全体として不都合があっても困りません。

 更に両者は来年の参議院選挙でジレンマを抱えています。鳩山政権が得点を挙げて参議院選挙に勝ってしまうと、自分たちが必要なくなってしまうのです。彼等からしてみれば、反米に固執すれば支持者が喜んでくれる上に、それによって政権が弱体化すれば参議院選挙でますます民主党にとっての自分たちの価値が上がることになります。両党が政変の結果、政権に残ろうとも政権から追い出されようとも、政権は弱体化します。彼等にしてみれば騒げば騒ぐだけ得になるのです。

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