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2009年12月14日 (月)

ありがとう!小沢クン!!

陰暦 十月二十八日

 与党の意向が100%なんでもかんでも通ることが民主主義のルールではないはずですが?

 与党の言い分が実務上実現困難であれば当然行政側から反論も出るでしょう。

 企画(立法府)と現場(行政府)の間に必要なのは、オーナー(国民)の意向を実現するための落着点をキャッチボールして探すことです。制度上立法府は国民の意向を代弁していることになっていますが、では国民の意向をなんでもかんでもすぐにでも実現することが常に正しいかというとそうとは限らず、無理に実現しようとすれば国家自体が破綻して国民を不幸にすることだってあります。行政府は現場ですので、その辺のことは立法府よりもよく知っています。国策は立法と行政のキャッチボールで作られるべきものです。

 「こんなデザインでこれこれの機能を持った商品を作ってくれ」と企画が言えば、当然現場や開発は「じゃあ開発のためにこれだけの研究費を下さい、研究員はこれだけ、工場にはこのような設備が必要です、作業員はこれだけ必要です」と要求がでてきます。場合によっては「ううむ、そんなに研究費がかかるのか、じゃあ来春の発売は見合わせて再来年に延ばすか」という風になることだってあるでしょう。

 それに天皇陛下は行政府の一員ではありませんよ。与党は外務省のツールの一つくらいと思っていやしませんか?陛下は「日本の象徴」です。政府にも与党にも天皇陛下に命令をする権限はありません。かといって天皇陛下が御内意(御意向)をハッキリ述べたらその瞬間に日本国憲法は終了しますので、政府にできるのは陛下の人となりとこれまでの慣習から、御内意に一番近いと思われることを推し量ってお薦めするだけです。

 しかしまあ与党幹事長たるものが品のない顔を満天下にさらしたものです。これで民主党にとっての来年の参議院選挙は終わりましたね。あと「民主党を支持しないと、のけ者にされるようで恐い」という空気の一掃にも役立ちました。これで日本人は誰憚ることなく民主党を非難できるようになりました。ありがとう!小沢クン!!

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コメント

>与党の意向が100%なんでもかんでも通ることが民主主義のルールではないはずですが?
 与党の言い分が実務上実現困難であれば当然行政側から反論も出るでしょう。

 「民意至上主義」というのが「友愛」=「排除の論理」の正当化でしかないことを、ここまで宣言するとは。ユニテリアン(友愛)の選民思想は恐ろしいです。前回の選挙で国民は、「全権委任法」を信任したわけではありません。
 それにしてコンプライアンスやプロセスの明確化を貶めておきながら平然と「憲法を読めとか!!」「民主主義のルールを知らない」とかよく言えるものです。
 国民をどこまで愚弄するのか恐ろしいです。

 小沢「30日ルール、誰が作ったんだ?」「公務多忙な陛下の日程調整を円滑に行うのが目的で1995年に文書で定められた。」当時の政権与党(自社さ連立政権)代表幹事は「鳩山由紀夫(現総理)」

「修身斉家治国平天下」や「誰もが危機を感じ取れなくなったときに、本物の危機が始まる。それも暴君ではなく、理想を掲げた指導者の時代に。by塩野七生」を、しみじみ感じますね。

 そのうち「憲法では国民が政治的意思を表明できるのは選挙の時だけだ」とか言って、請願や世論調査のことも憲法違反とか言い出しますよ。

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