大気は地中(マントル)から補充されている
陰暦 十一月二十九日
すごく基本的な統計熱力学の問題なんですが・・・
地球大気と宇宙空間では、分子の濃度が圧倒的に違います。宇宙空間はほぼゼロです。統計熱力学では、いくら重力があろうとも、一定の割合で、空気は上方(重力ポテンシャルが高い方向)へ拡散すると言うことになっています。だからエベレストの山頂にも空気があるんですね。
ですので、大気と宇宙空間の空気分子のやりとりは地球の一方的なマイナスです。
それなのになぜ地球の大気はなくならないのか。大気の宇宙空間への拡散スピードが遅いからと言うことにされていますが、本当でしょうか?あの計算は、地球に大気の補充がないのになぜ大気がなくならないのかという疑問を解消する為にされていまして、結論の方が先にあるんですね。結論に合うように計算を操作しているでしょう。
私が思うに、おそらく地中(マントル)からの空気の補充は人間が思っている以上に大きいのだと思います。プレート湧きだし口からの沸き出しは観察されていますし、もしかしたら沈み込み口からも漏れているかもしれません。プレートの沈み込みは固体の沈み込みに過ぎず、液体と気体は余り関係がありません。
それ以外にも地殻から沸き出しがあるのかもしれません。湧き水ならぬ「湧き大気」があるのではないでしょうか?
だとすると、人間の二酸化炭素排出に目をつり上げても仕方がないし、石油(石炭)無機起源説も可能性があると思うのです。
例えば、この二百年の二酸化炭素増加は、炭坑やら鉄鉱やら人間が大々的に地底に穴を掘りすぎて「湧き二酸化炭素」が増加しただけではないか、という仮説なんかどうでしょうか?石油無機起源説によれば、油田や炭坑は地底からの炭素湧きだし口である可能性がありますので、これら「炭素の鉱脈」に穴を開ければ必然的に炭素の沸き出しが増えます。中生代に二酸化炭素濃度が高かったのも、ただ単に過去には炭素の湧きだし口が地上に多く空いていたと言うだけではないでしょうか?
鉱山や廃鉱から大気が地中から湧き出していないか、そういう研究はないのでしょうか?
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